2017年8月12日土曜日

「1日1万歩で健康」は間違い !?:運動をすれば健康になれるわけではない

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 まあいろいろと下の記事のように能書きがある。
 これにあわせると、あまり健康的でない運動をしているように思えてくる。
 
 例えば朝方は走ってはいけない、というのがある。
 夜にコップ1杯ほどの水分が体内から放出されるために、血液がドロドロになっていて、その状態で走るのは危険である、というものがある。
 もちろん若い人はそれを超えられるだけのパワーがあるから問題ないが、老人はドロドロ血液の状態で走るべきではない、という。
 よって走るのは血液がさらさらな夕方がいいらしい。
 あるいは、走ったあとはお酒は飲んではいけない、とも言う。
 わかるように思えるが、私は走ったあと「気付けのお酒」として飲んでいる。
 ちなみに日にどのくらいの酒量かというと、1週間で3リッターほど。
 つまり一日500mlとなり、一合徳利なら3本ほどが日々の酒量になる。
 食事はというと朝食は摂らないので、昼食と夕食の二食である。
 昼はウドンかラーメンでいわゆる麺類である。
 夜はおかずだけ。
 よって炭水化物はこの麺のみ。
 お米はほとんど食べない。
 ただ、ときどき近くのスシトレインへいくので、この時はお米になる。
 歩くときはテレンコテレンコ歩く。
 歩くこと自体を楽しむようにしているのででれでれである。
 そのほかいろいろあるが、つまりあまり健康には留意していない。
 というより、16km走れて健康がどうのこうのという方がおかしいと思っている。
 16km走れれば、もうそれだけで健康であろう。
 そしてこの健康状態で死ねたら万々歳になる。
 ちなみに『死ぬ気まんまん』なのであるが、あまりに健康的でありすぎて死ねそうにない。
 でもある日突然ということもある。
 いつ死んでもいいようにしておかねばいけない。
 70歳代というのは人生にとっては『死に時』なのである。
 80歳代は『生きてて迷惑世代』である。
 そのことを心に沁みさせておかねばいけない。
 人様に迷惑をかけてはいけない。
 それが子どもであってもである。
 

AERAdot.  2017.8.12
http://diamond.jp/articles/-/138183

「1日1万歩で健康」は間違い!?
意外と知らない正しいウォーキングを専門家が解説

 ウォーキング=健康という考え方が一般的。
  でも「歩数を増やしても疲れるだけ」「歩いているのに病気になった」など、その効果について、疑問を抱いている人もいる。
 正しいウォーキングを実践するには適度な「強度」が大切だ。 
 週刊朝日MOOK「家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017」では、最新研究で認知症予防に効果があるとわかった方法を紹介する。

 健康寿命を延ばすためにウォーキングを日課にしている人も少なくありません。
 ただし……。
 「誤った認識でウォーキングをおこなうと、かえって病気になったという人を大勢見てきました」
 と、警鐘を鳴らすのは東京都健康長寿医療センター研究所の運動科学研究室長・青栁幸利さんです。
 「まず、毎日1万歩以上歩いてさえいれば健康を維持できるという固定概念を改めましょう」
 青栁さんは、群馬県中之条町に住む65歳以上の高齢者5千人を対象に、日常の身体活動(歩き)と病気予防の関係について大規模な調査研究を実施。
 15年以上続けておこなわれている「中之条研究」から、単に歩く(歩数)だけでは十分ではなく、歩く質(運動の強度)も重要である、ということがわかりました。
 なかでも中くらいの強度(中強度)がもっとも効果的だとか。
 「1日平均の歩数と中強度の活動時間のバランスで、さまざまな病気にかかる割合が低くなることが説明できるようになったのです」(青栁さん)

■歩数と時間でみる病気の予防ライン

 そもそも運動強度とはエネルギー消費量の少ないほうから「低強度」「中強度」「高強度」の三つに分類されます。
 「低強度」は軽い家事やゆっくりとした散歩、
 「中強度」は速歩きのウォーキング、やや重い家事や山歩きなど、
 「高強度」はジョギングやテニス、水泳など
に相当する運動です。
 青栁さんの研究では、適度な歩数で、そのなかに速歩き(中強度)の時間が含まれていれば、多くの病気を予防できることが明らかになりました。


 図は、研究データから導き出された「1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準」をグラフ化したものです。
 歩数と、そのうち速歩きをした時間と、病気の予防ラインとを示しています。

★.認知症は、歩数が5千歩以上、そのうち速歩き(中強度)の時間が7.5分以上だと、発症者がいなかったという結果を表しています。
 この7.5分は、継続しても、断続的におこなって合計時間で換算してもよいのだそうです。
 同様に、
★.骨粗鬆症やがんは7千歩で15分以上、
★.高血圧や糖尿病は8千歩以上
が予防ラインになります。
 ここでひとつ疑問が湧きます。
 やっぱり、たくさん歩きさえすれば万病に効果があるのでは、と。
 青栁さんは話します。
「いいえ。
 運動のしすぎは逆に免疫力を低下させ病気になりやすくなりますし、強すぎる運動は活性酸素を増やし、からだの老化を早めるといわれています。
 しかもたくさん歩いても健康効果は頭打ちで、例えば1日平均1万2千歩、中強度40分以上を続けたとしても、8千歩、中強度20分の人と健康効果が変わらないことが研究で明らかになっています」
 歩きすぎは慢性疲労につながり、ケガや病気の原因にも。適度な歩数と運動強度のバランスを整えることが重要なのです。

●活動量計とは?


●家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017(週刊朝日ムック)
朝日新聞出版
定価:980円(税込)

■年齢と体力で異なる強度
自分に合った中強度を知ろう

 ただ、注意点もあるそうです。
 「運動強度とはその人の体力や年齢で変わります。
 同じ歩数と速度でも20代では低強度、50代では高強度となりうるのです」
 大切なのは自分にとっての中強度を知ることだといいます。
 「ほとんどの年代、特に中高年以降の年代の人にとって“なんとか会話ができる程度の速歩き”が、その人の中強度の目安です」
 こうした個人差のある身体活動をわかりやすく管理するために、青栁さんは活動量計の活用を推奨しています。

「歩数や運動強度、消費カロリーなど、その人の1日の生活の活動すべてを測るので、より効果的な健康づくりの指針となります」

 ウォーキングは、年齢がいくつでも始めるのに遅くはないという青栁さん。
まずは、一歩踏み出してみませんか。

(取材・文/内山賢一)



東洋経済オンライン 2017年08月12日
http://toyokeizai.net/articles/-/183630

運動で健康になると信じる人の大いなる誤解
特定の競技だけでは身体に偏りが出てしまう

 先進医療が進むアメリカでも最新のリサーチが現場に定着するまでには17年かかる。
 拙著『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』でもいくつかに紹介しているが、日本にはその後に入ってくることを考えれば、われわれ日本人が当たり前に思っている健康常識も世界から見れば間違っていることもある。

 腰や背中を痛めたときに医者から「筋力をつけなさい」と指導されることは多い。
 何もしていないのに「突然、首や腰が痛くなった」「疲れやすくなった」という人は、年齢が原因だと考える。
 たしかに、年齢とともに筋肉量や筋肉につながる神経量は落ちる。
 すると、筋肉の中にあるグリコーゲンの量が少なくなってパワーが出なくなる。
 血液循環も悪くなり、細胞の回復も遅くなる。
 いわゆる老化現象だ。

 しかし、加齢によって不調が起こるわけではない。
 元々悪くなっていた部分の自己治癒が追いつかず、疲れやすさや痛みとなって表れるのだ。

 そもそも人間は、まっすぐに立つだけでもポステリアチェーンというカラダの後ろ側の筋肉をフルに使用している。
 「何もしていないのにすぐ疲れる」のは当然で、日常生活の動作で軟部組織(筋肉・靭帯)のマイナーテア、すなわち細かい筋線維の故障、破れを頻繁に起こしているのだ。
 目に見える損傷はなくても、組織レベルでは硬く動きにくくなっている。
 普段どおりの生活を送っていても、私たちは思っている以上にカラダを酷使している。
 そこで回復スピードが追いつかず、壊れるとケガになる。

 疲労回復のためにマッサージへ行ったり、休んだりすることで「疲れがとれた」というのは、ラクになっただけで、疲れないカラダになったわけではない。
 入浴すれば血行が促進されるので、すっきりした気分になる。
 疲れもなくなったように思えるものの、来週また元気に働けるカラダになったわけではないのと同じだ。
 大切なのは、カラダのキャパシティ(機能運動性)を増やすことで、これはアメリカのプロスポーツ現場では当たり前に取り入れられている。

■いきなりジムに飛び込んではいけない

 ジムのマシンは筋肉を部分的にトレーニングするコンセプトでつくられていて、比較的簡単に使えるものの、健康体になるために全身の機能運動性をトレーニングするのには極めて不向きな方法だ。
 人間の能力は狙ったとおりにしか向上しない。
 たとえばバランスボールの上に乗ってバランス感覚を鍛えたものが、日常生活で役立つかといえば、何もしない人よりはまし程度のものでしかない。
 大玉の上でジャグリングするサーカス団員には有効なトレーニングかもしれない。
 ただ、不安定な場所でバランスが求められる場面は日常ではほとんどない。
 地面に立って、バーベルを担いだほうが筋力を高めるにはよほど効果的だ。

 トレーニングはすべて目的をもって行ったほうがよく、きつい、負荷を高めれば効くわけではない。
 単なる「運動」ではなくしっかりと目的を定めた「トレーニング」が必要だ。
 寝たきりになりたくないと、週に何度もプールへ行って泳いでいる人もたくさんいる。
 たしかに水泳は負荷も軽く、骨にインパクトを与えないのでケガをしにくい運動だ
 ところが、骨密度を維持できないどころか減らす可能性がある。
 寝たきり予防のために、一生懸命水泳していたものの、骨密度は一向に上がらないので骨粗しょう症になり、転倒して骨折したら入院生活でさらに骨密度が減るという悪循環に陥ってしまう可能性がある。
 骨量は30歳をピークに年を重ねると減るばかりだ。
 それまでにいかに食生活や運動(負荷のかかるウエイトトレーニングなど)で骨密度の貯金がつくれるかが勝負だ。

 ウルフの法則(Wolff’s law)といって、骨も筋肉同様に負荷を与えることで鍛えられていく。
 宇宙飛行士は筋力を維持するために、毎日かなりの量のトレーニングをするという話は聞いたことがあるだろう。
 骨も同様に重力を感じない水の中で運動をしてもまったく鍛えられない。
 骨密度を維持するためには、
 食事(カルシウムとビタミンDの摂取)、
 負荷をかけたトレーニング、
 日光に当たること
が大切で、人によってはサプリメントを活用してもいいだろう。

■1カ月で5キログラム痩せた人は不幸

 「1カ月で5キロ痩せた!」といった類のダイエット商品の広告を目にするたびに同情してしまう。
 減量したければ、水も食事もとらずに激しい運動をすればいい。
 どんどん不健康に体重は減っていくだろう。
 フルマラソンを走るとおよそ2500キロカロリー消費する。
 運動カロリーがすべて脂肪燃焼されることはありえない。
 しかし、仮にそのすべてが脂肪燃焼に使われたとしても約350グラムだ。
 もし体重50キログラムの人が1カ月で5キログラムのダイエットをしたとすれば、脂肪を燃焼させたというより脱水症状を起こし、筋肉量を低下させてしまったといえる。
 基礎代謝が落ちるので、太りやすいカラダになっているため、リバウンドを繰り返す。

 ダイエットは今も昔もベースカロリー(1日に必要なカロリー)が基本の考え方で、毎日アイスクリームだけを食べていても、
 消費カロリーが摂取カロリーを上回っていれば自然と痩せていく。
 日本人はご飯3食の、炭水化物の摂取が多い食生活のため、とくに近年では糖質制限とランニングを組み合わせて、ダイエットに励んでいる人がいる。
 筋肉の回復に必要なたんぱく質や炭水化物が不足した状態で運動をすれば故障しやすくなる。

 マクロビオティックやベジタリアン志向の人も健康だというイメージがあるかもしれない。
 ところが、野菜中心の食生活でたんぱく質が足りずにケガを起こす人は後を絶たない。
 ダイエットをしようとする人は、体重よりも筋肉量や体脂肪率を意識してほしい。
 栄養バランスのよい食事をしっかりと摂って、筋力トレーニングをすれば、体重は増えるものの見た目に引き締まったいいカラダになれる。

 整体院に行くと、カラダをバキバキと鳴らされるので、ズレていた元の位置に戻してもらったと誤解している人も多い。
 もし骨がズレていれば、医学的には亜脱臼や脱臼だ。
 骨からボキボキ音が鳴っていたなら骨折を意味する。
 矯正といっても骨の位置を正しているのではなく、関節の動きを出しているのだ。
 音の正体は関節や軟部組織だ。
 骨盤矯正や小顔矯正というのも解剖学的に見れば、軟部組織の過緊張を取り除き、低下している関節の動きを手技によって出しているといえる。
 骨盤はカラダでもっとも硬い靭帯でつながっていて、簡単にはズレない、頭蓋や顔の骨も動くことはほとんどない。

 もちろん、見た目には姿勢がよくなる、痛みがなくなるといった現象が起こる。
 背骨や骨盤のまわりにはたくさんの神経、筋肉が存在するので、それらがストレッチされることで姿勢がよくなったり、痛みも緩和されたりする。
 そもそも背骨が曲がっていない人などこの世にいない。
 左右対称ではない臓器を支える背骨がまっすぐであることに無理がある。
 背骨の10度以下のカーブは正常で、骨が異常な位置に飛び出しているわけでも、痛みの原因でもない。

■運動をすれば健康になれるわけではない

 昔はどんな競技でも万能の理想体型があるといわれていた。
 現代は競技種目に合ったカラダがはっきりしている。
 水泳ならトップクラスは皆、身長が高く手足の長い選手がそろっている。
 サーフィンのロングボードとショートボードの違いで、長くなればなるほど推進力が上がるからだ。
 ボクサーは腕(リーチ)が長く、アメリカンフットボールやサッカーなど、利き足で頻繁にキックする競技の選手は股関節の進展、屈曲に必ずといっていいほど左右差が出る。

 スポーツをすれば健康体になれるわけではなく、特定の競技だけではカラダに偏りが出てしまう。
 この偏りはケガにつながることも多く、生涯元気に旅行へ行きたい、毎日快適に不調を感じずに働きたい、カラダのあちこちが痛くならないようになりたいのであれば、機能性を高めるために、自分の体重を使っておこなうトレーニングを少しずつ始めれば十分だ。


40代・50代からの健康寿命を考える  2017/09/28 井手ゆきえ [医学ライター]
http://diamond.jp/articles/-/143612

新ダイエット法「1日1~2食で夜は絶食」
米医科大の研究より

 現代人の「趣味」になった感があるダイエット。
 ダイエット法の新説、奇説が毎日生まれては消えている。
 先日、新しい方法がもう一つ加わった。

 米ロマ・リンダ医科大学のチームによる食習慣と体格指数(BMI)に関する大規模・長期調査によると、キーは食事の回数と食べる時間帯らしい。

 調査は米国とカナダ在住の5万人以上(平均年齢58歳、男女比は3:7)を、平均7.42年間追跡して行われた。
 参加者は登録時に病歴や食習慣のほか、学歴、年間所得など肥満と関連する社会的要因についての質問に答えている。

 7年間にわたる追跡調査の結果、研究チームはBMIの低下と関連する要因を見つけ出した。

 すなわち、
(1):1日に1食または2食しか食べない、
(2):夜間~次の日の朝まで最大18時間は絶食する、
(3):朝食を抜かない、
(4):夕食ではなく、朝食または昼食が1日のうちで最もたくさん食べる食事である、
の四つだ。

 特に(4)に関しては、夕食で1日のカロリーの大半を摂る人より有意にBMIが減少している。

 よくダイエット談議で
 「昼を軽くすませるか」「夕食を抜くか」が議論になるが、
どうやら午前中~午後の早いうちにたっぷりカロリーを摂り、それ以降は絶食、というスケジュールが良いらしい。

 研究者によると、食事パターンに限らず中高年期の体重増加は免れないが「1日の早い時間にカロリーを摂取する人は、60歳以前の体重増がより少ない範囲にとどまり、60歳以降も順調に体重が減った」そうだ。

 この研究から導き出される肥満を避けるための
★:「健康的な食習慣」は、
 朝食後5~6時間空けて昼食を食べ、
 その後の18~19時間は絶食する
というもの。
 もちろん間食はご法度だ。

 食欲亢進ホルモン「グレリン」の分泌量のピークは午後2~3時。
 その前にカロリーを摂れば、過剰な食欲は治まるようだ。
 また、辛そうな夜間の絶食も実行してみると案外、慣れるものである。

 短期間の断食とリバウンドを繰り返すよりも、日々の習慣化を目指そう──。
 できる範囲で。

 ちなみに言うと、私の食事法は
1]:朝食は食べない
   なぜなら、一般動物は朝起きてすぐには食事を摂らない。
   というのは食事がないからである。
   しばらくぐずぐずと身繕いしてから、おもむろに狩りに出かける
   狩りは身体を極限まで動かし、エネルギーを消費する。
   そして得た獲物を食することになる。
   よって、寝起きにへたくさ食べるのは生態的に不健康である。
   食べる前にはまずエネルギー消費をしておかねばならない。
2]:よって、一日二食になり、夜の9時から翌朝の12時までの15時間は食事をとらない、という形になる。
 どうも、最新のダイエット法とは大きく異なるようである。
 まあ私の場合はダイエットをしているわけではないので、違いがあるのかもしれない。
 


***  南の島の ***


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2017年8月9日水曜日

16km走:1時間37分15秒 非常に走りやすい気候だった

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● 帽子を忘れてしまった

体調がいまいちよくなかったので今日はそこそこに走れればいいと思っていた。
 「そこそこ」とはどういうことをいうのこというと、まあそこそこなのであろう。
 抽象的に言うと体調にあわせてその最大限の走りということであろうか。
 よってタイムは走ってみないとわからない。
 
 風はなく気温も低い。
 この気候は絶好のランニング日和である。
 汗もほとんどかかない。
 いかれるだけ行こうと思っていたので1キロは6分を切ることになった。
 5kmは30分をぎりぎり切っている。

 5kmをすぎると落ち始める。
 8kmあたりから左足の土踏まずの上部分あたりが痛くなる。
 いつものことだが10km手前になると身体になんらかの症状が出てくる。
 しかし、これらは通常しばらくすると収まってしまうものである。
 走りに体が慣れてくるからである。
 護岸歩道の内海沿いに出ると朝陽が海面にあたって横なぐりに眼に入ってくる。
 今日は帽子を忘れてしまった。
 まぶしい。
 冬場だからいいが夏場だったらとてもきつくなるだろう。
 帽子は確認しておかないといけない。
 10kmは前回より1分遅れ。
 こんなものであろう。
 
 10kmを過ぎるとさらにドンドン落ちていく。
 いつものことだ。
 キロで6分20秒くらいになる。
 またいつものように13kmくらいから踏ん張ってスピードを上げる。
 残り3kmなら何とかなると思えるからだ。
 15kmを1時間31分30秒というのはキロ6分06秒である。
 体調不安の中ではいいタイムである。

 驚いたのはラストの1kmである。
 ここは1kmより若干長いので、キロ6分走なら6分12秒から13秒くらいはかかると思う。
 ところが、5分45秒というタイムである。
 確かに順調には走れたがかくもいいタイムであるわけがない。
 計測を間違えたかと思った。
 でも途中でボタンの押し間違えのミスなど記憶にない。
 ということはやはり、このタイムで走ったということになる。
 少々信じられないのだが。
 でも、納得するしかあるまい。

 トータルでは前回から遅れること1分でよく走れたと思う。
 というより、気候のせいだろう。
 足もよく動いたし、体のキレもよかったし、スタミナ切れの心配はまったくなかった。
 汗もかかず、実に気持ちよく走れたと思う。
 体調不安はウソみたいである。



【 8月09日 16km 1時間37分15秒 キロ6分05秒
1km     5:52
5km    29:58      29:58
10km    30:55    1:00:53
15km    30:37    1:31:30
16km     5:45     1:37:15

【 8月02日 16km 1時間36分16秒 キロ6分01秒
1km     6:01
5km    29:57      29:57
10km    29:52      59:49
15km    30:19    1:30:08
16km     6:08     1:36:16




***  南の島の ***


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2017年8月7日月曜日

川内優輝:ロンドン世界陸上マラソン9位

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● ロンドン世界陸上マラソン 9位でゴールする川内優輝

 ひと月前のゴールドコーストマラソンで2時間09分台で3位に入った川内優輝。
 GCマラソンに関係する日本人にとっては彼はゴールドコーストマラソンの顔でもある。
 大きな大会はこれが最後というレースがロンドン世界陸上。
 残念だが8位入賞にはならなかった。
 3秒遅れの9位という。
 それでも日本人最高位置。
 これで少々心の残りを置いて第一線を退くことになる。
 世代交代の波が押し寄せてきており2年後の2020年は選手層が様変わりしているだろう。
 ボストンマラソン3位の大迫傑がそのトップを走っている。
 それを追う若手も育ってきている。
 青山学院旋風がランニング界の目標を駅伝からマラソンへと変質させてきている。
 駅伝はゲーム、マラソンが本番というこののようだ。

 実業団に入らなかった川内は駅伝に出ることはなく、マラソン一本で走ってきた。
 練習環境があるわけではないのであちこちの大会を練習場と心得て、ときに海外まで積極的に遠征してきた。
 タフな選手である。
 そしてその大きな節目がこのロンドン世界陸上であった。
 記憶はあいまいだがこのロンドン大会は彼の70回目のフルマラソンではなかっただろうか(71回目とのこと)。
 彼のこの有り様は若手に大きな刺激とともにプレッシャーを与えることになるだろう。
 走ることをやめるわけではないので、おそらく来年もゴールドコーストにやってくるだろう。
 

8/7(月) 17:26配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000082-dal-spo

川内優輝 驚異の精神力 
ラスト2・195キロは最速 金メダリストを10秒上回る



 「陸上・世界選手権」(6日、タワーブリッジ発着)
 男子マラソンが行われ、日本勢では終盤に執念の走りを見せた川内優輝(30)=埼玉県庁=が2時間12分19秒で9位に入った。

 看板激突、転倒、給水失敗と“川内劇場”を繰り広げながら、それでも最後は出場選手の中で群を抜く70回に及ぶマラソンの経験を生かし猛追。
 入賞までは3秒届かず、ゴール後は天を仰ぎ崩れ落ち、車いすで搬送されたが、完全燃焼の走りを見せた。

 数字で見ても、驚異的な追い込みだった。
 川内のラップは、35キロ~40キロが15分58秒で全体4位の数字。
 さらにラスト2・195キロは6分41秒をマークし、金メダリストのキルイ(6分51秒)らを上回り、最速タイムをマークした。

 レース後には涙も流した万感の“日の丸ラストラン”。まさに完全燃焼の走りだった。



日刊スポーツ [2017年8月7日9時53分 紙面から]
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1868356.html

川内有終9位「苦しかった」「悔しかった」涙の理由


●世界選手権の男子マラソン入賞者

<陸上:世界選手権>◇6日◇ロンドン◇男子マラソン

 注目のマラソンが実施され、男子は「最強の公務員ランナー」川内優輝(30=埼玉県庁)が魂の走りで日本勢トップの9位に食い込んだ。
 日本代表として走る最後として臨み、8位入賞まで3秒差の2時間12分19秒の力走。
 男女とも日本勢が入賞を逃すのは95年イエーテボリ大会以来22年ぶりとなった。

 川内のフルコースだった。
 序盤で看板に激突し、左太ももに傷を負い、その後に段差で転倒。
 20キロ過ぎに先頭集団から脱落し、26・5キロ付近では給水に失敗。
 ただ、ここからが神髄。
 沿道から「17位だぞ」と声が飛んだ。
 過去2大会出場した11年と13年の世界選手権は18位だった。
 「そんな順位はもう嫌」と闘志が復活した。
 歯を食いしばり、必死の形相で前を追う。
 ゴール前は顔を左右に振って、猛ダッシュ。
 入賞圏の8位と3秒差の9位に食い込んだ。

 最後まで走り切ると、額を地面につけて倒れ込んだ。 
 13秒後にゴールした中本に背中をたたかれ、ねぎらわれた。



 力を尽くした。
 車いすに乗って、ドーピング検査へ向かった。
 30分後、涙を流して現れた。
 「苦しかった。悔しさもあるが、ようやくやり切った」。
 日本代表として戦う最後の舞台。
 年末には自費で試走し、5月には沖縄で5000メートルを1日で10本走り、汗の成分を分析した。
 これまで大きく変えてこなかったスペシャルドリンクのレモンの割合を1・5倍にして万全を期した。
 「今後も、私はばんばんマラソンを走っていきます。
 日本代表は責任が重い。
 きつい」。
 やり切った表情で胸を張った。

 もし、入賞していれば…20年東京五輪の代表3人中2人を決める「グランドチャンピオン(GC)レース」の出場権を得ていた。
 今後、GCレースを目指すかと問われると「まだ分からないですね」と言った。
 東京五輪は33歳。以前から信条がある。
 「私が出ているようでは駄目でしょ?」。
 ここで第一線を退くのは、若手への奮起を促す痛烈なメッセージでもある。



8/8(火) 18:08配信 webスポルティーバ折山淑美
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170808-00010005-sportiva-spo

川内、中本、井上の3人は 
「何を考えて世界陸上マラソンを走ったか」

 気温18度ながら日差しが強いなか、ロンドンのタワーブリッジを午前10時54分にスタートした世界陸上の男子マラソン。
  日本勢3人は入賞以上を目標に掲げていたが、結果は惜しくも届かず。
 それでも、今大会を日本代表としての最後のマラソンにすると公言していた川内優輝(埼玉県庁)が、最後の最後まで諦めない走りを見せてくれた。
 最初の5kmは大集団で、15分57秒とスローな出だしになった。
 その後、前方で集団を引っ張っていたダニエル・メウッチ(イタリア)に加えて、アマヌエル・メセル(エリトリア)とカルム・ホーキンス(イギリス)も前に出てくると、10kmまでは15分36秒とペースが少し上がる。
 15kmまでは15分19秒、20kmまでは15分18秒とまずまずの流れになり、26人ほどの大集団ながらペースは徐々に上がっていた。

 そんななか、勝負どころがいきなりやってきた。
 中間地点の手前から、リオデジャネイロ五輪1万m3位のタミラト・トラ(エチオピア)と、今年のボストンマラソンを制しているジョフリー・キルイ(ケニア)が動きだし、そこに今年の東京マラソン2位のギデオン・キプケテル(ケニア)がつく。

 22kmを過ぎると、その3人のトップ争いが始まり、後ろから4人の集団が追いかけるという形ができ上がる。
 さらに25kmを過ぎてキプケテルが落ちると、キルイとトラの一騎打ちが早々に始まった。
 想定外ともいえる早い段階での展開に、乗り損ねた選手も多かった。

 日本勢はというと、序盤は大集団の中で後方に位置する中本健太郎(安川電機)をマークするように走っていた川内は、転倒するアクシデントもあり、中間地点では9秒だった先頭との差が、25km通過では1分04秒にまで開けられて20位という状況になった。

 「途中で遅れて自分の実力不足を露呈してしまったけれど、沿道から『17位』と声をかけられたので、17位や18位はもう嫌だと思って(世界選手権は11年17位、13年18位)。
 ひとつでも上がろうと思って前に見えていた選手を追いかけて抜いたら、また前が見えてという形でうまく拾っていけました。
 遅れてしまった時点で、入賞はきつくても10番は必ずあると思っていました。
 これまでの海外のレースで10何番に落ちながらも、6番とか7番になった経験は何回もしていたので。
 気温も上がってきていたので、粘れば絶対に前は落ちてくると思っていました」

 川内はこの大会へ向けて準備を怠らなかった。
 コースの下見も年末年始に自費で行ない、コースの注意点もしっかり頭の中に叩き込んでいた。
 また苦手な暑さ対策としても、給水をしてくれる陸連のスタッフに水はしっかり冷やすように頼み、首筋や腕など、かけ水をして体温の上昇を抑えた。
 スペシャルドリンクもいつもの量からもう一口余分に摂取するなど、必要だと思うことはすべてやったという。

 そんな効果もあって、30kmからのペースを15分55秒、15分58秒と15分台に持ち直すと、35kmで13位、40kmで10位と順位を上げた。
 ラスト2.195kmもトラを振り切って、全選手中トップの6分41秒で走り9位でゴールした。
 ゴールタイムの2時間12分19秒は、7位との差を12秒にまで詰めるものだった。

 「転ぶ前に看板に激突してよろける場面もありましたが、うまく転べたり、冷静だったりと過去の経験が生きていたと思います。
 それに終盤で前から落ちてきた選手が、一緒に走ったことがある選手ばかりだったので抜きやすかったし、最後には中本さんまで落ちてきたので……。
 もちろん、7位や8位が見えていたので悔しい部分はあります。
 メダルが目標と言って、9位というのは最低限の結果も残せなかったと思いますが、
 過去2回の世界選手権のひどい結果に比べれば、やっと自分の力を全部出し切れたなと思えた。
 その意味でもこの6年間は無駄じゃなかったなと思いました」

 20km過ぎで一気に遅れたとはいえ、8位とは3秒差。
 途中の転倒さえなかったら、入賞をしっかり果たせていた、まさに川内らしい走りだった。
 その川内は、前半で中本をマークして走っていた理由をこう話す。
 「中本さんの走りはすごく冷静で、周りのペース変化があっても離れていいところは離れたり、つかなければいけないところはしっかりついたりと的確に判断している。
 それを過去2回の世界選手権で感じて、今回は中本さんをマークしていこうと考えました。
 でも実力不足で最後までつけなかった。
 もし、中本さんにしっかりついて、そこからペースを切り換えられていたら、入賞は確実にできていたと思うので。
 そこは私の弱さかなと思います」

 川内は「中本さんには絶対的な信頼感を持っている」と笑顔を見せる。
 その中本について、指導する山頭直樹監督はこう話す。
 「12年ロンドン五輪、13年世界選手権と比べると、年齢的な問題もあって同じ練習はできず、多少間引きする感じだった」
 中本本人は、20kmを過ぎてからの急激なペースアップは想像していなかったと苦笑するが、そこを15分02秒でカバーして30kmまでも15分36秒で耐え、何とか12位を維持。
 最後は、2時間12分41秒で10位ゴール。
 彼もまた、川内と同じく惜しい結果だった。

 「20kmからのスパートに対応するのに少し足を使ってしまいましたね。
 10位まで上がった時は、前もだいぶ落ちているからいけるかなと思ったけど、自分も足にきていて。
 41kmを過ぎて川内くんに抜かれてから足が止まりましたが、そのへんも自分らしさだったかなと思います。
 入賞はしたかったので本当に悔しいけれど、自分の力を出し切ることはできたので『精一杯できたかな』と思っています」

 一方、世界大会初挑戦の井上大仁(MHPS)は、集団の前方について揺さぶりに対抗する攻めの走りを見せた。
 しかしそれは、川内が「僕も過去2回、ああいうレースをして失敗をした」というような走り方だった。
 結局20kmからの急激なペースアップに対応できず、30km以降は17分台中盤のラップにまで落ち、2時間16分54秒と厳しい結果に終わってしまった。
「今回は先頭集団と同じペースでいって、自分がどこまで通用するかを確かめるのが目的だったので、あの走りは当然。
 前半のペースが上がったり下がったりした時も、他の選手は『まだ勝負どころじゃないよ』という感じで平然と走っていたので、そこに関しては力の差を感じました。
 彼らと同じような走りは、まだ20kmまでしかできないのが現状だったので、これからもっと何度も挑戦し、何回も弾かれるとは思うけど、勝負をし続けたいと思います」
と巻き返しへの決意を述べた。

 世界で戦うために今後、日本に必要なものは何かという問いに、中本は
 「スピードにしても、経験にしても、タフなレースにしても……。
 けっこういろんなことが欠けていると思う」
と数多くの課題を挙げた。

 世界のマラソンが日々進化していくなかで、日本の選手たちはどんな手法を選択して挑戦していくのか。
 それぞれが自分に合った明確な方法論を見つけていくことが、今の日本勢が世界と戦うための第一歩になるだろう。



8/12(土) 14:31配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170812-00000527-san-spo

世界陸上マラソン日本勢惨敗 
精神論では勝てない 
賞金高額化「ニンジン」作戦が必要だ!


●世界陸上男子マラソンで川内(右)は9位。これで代表引退は惜しい(川口良介撮影)(写真:産経新聞)

【スポーツ異聞】

 「3年後の東京五輪では男女ともマラソンのメダルはなしだね?」。
 日本時間6日夜、TBS系列で放映されたロンドン世界陸上選手権の生中継を見ながら、そう思ったお茶の間のファンも多かったのではないか。
 午後7時前にスタートした男子。
 日本勢は早々と先頭集団から消えた。
 あれ、もう駄目かな、リオデジャネイロ五輪のような惨敗劇か-と思っていると、終盤に入って、中本健太郎(34、安川電機)が突然画面に現れ、落ちてきた選手を拾いながら、順位を上げていく。
 9位まで上がり、おー、あと1人で入賞か、と思っていると、後ろからあの「公務員ランナー」川内優輝(30、埼玉県庁)が、これまた突然、現れ、すごいスピードで中本を抜き去った。
 おー、川内が入賞か、と思ったが、レースはここまで。
 結局、川内9位、中本10位という結果に相成った。
 ちなみに、井上大仁(ひろと=24、MHPS)は24位だった。

 入賞まで、あと一歩じゃないか。
 もう少し頑張れば、入賞は狙えると喜んでいる場合ではない。
 先頭集団に食らいつき、粘って最後に突き放されての9、10位ならばまだしも、後ろからの脱落した選手を抜いて上がっている消極的(議論は分かれるところでしょうが、少なくとも筆者はそう思う)なレースに疑問を抱いたファンも多かったのではなかだろうか。

 女子は、清田真央(23、スズキ浜松AC)が16位、安藤友香(ゆか=23、スズキ浜松AC)が17位、重友梨佐(29、天満屋)が27位。単純に順位を比較すると、男子よりも悪かったが、それでも、清田は何度も遅れそうになりながら、35キロ付近まで、先頭集団に食らいついた。
 その敢闘精神はたたえられるが、レースマネジメントというか、戦略がなく、プロのレースとはいいがたかった。

 TBS系列では瀬古利彦氏(60)が解説していたが、コメントにも首をかしげざるを得なかった。
 日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーという仰々しい肩書を持ちながら、「入賞の壁は大きい」とまるで他人事。
 今大会を最後に日本代表から引退することを公言している川内について「もっともっとやってほしい。もったいない。やめる必要はない」と語ったが、これは、どの立場で言っているのか。
 リップサービスのつもりだろうが、もし、必要ならば、直接、川内と話し、説得すればいいのではないか。

 この瀬古氏は、今年6月、駅伝の強豪校、青山学院大との意見交換会でのパネルデスカッションで「駅伝をやってからマラソンというのは間違い。365日走れる選手をつくってほしい」と訴えた、という。
 いわば、「走れ」「走れ」の精神論。
 背景には、瀬古氏がものすごい練習量を積んだことで大会で優勝してきた、現役時代の成功体験にあるのだろう。

 だが、21世紀に入って久しい昨今、イマドキの若いランナーが、「我慢」「忍耐」だけでついてくるとは思えない。
 ならば、どうするか。スポンサーを募り、マラソンで勝ったり、メダルを獲得したりした日本人ランナーに高額な賞金を提供するニンジン作戦は有効だろう。
 「金でつるのか」と言わないでほしい。
 今や、ゴルフ、サッカー、野球とトップ選手は億単位の年俸を稼いでいるのだから。

 もう1つの案は、2年前のラグビー日本代表でエディー・ジョーンズ氏が行ったように、代表選手を半年なり、1年なりと言った長期間にわたって拘束し、徹底した合宿を行い、陸連の強化委員会主導で、指導し、強化することだろう。所属する実業団チームや大学チームに任せにせず、である。

 東京五輪まで、あと3年しかない。
 今のうち、抜本的に手を打たないと、手遅れになる。



8/9(水) 15:47配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000074-dal-spo

川内、代表引退の気持ちは変わらず「東京の夏は厳しい」 
マラソン日本代表が帰国

 ロンドンで開催中の陸上の世界選手権に出場したマラソンの男女日本代表選手6人らが9日、東京・羽田空港着の航空機で帰国。
  男子で日本勢最高の9位となった川内優輝(埼玉県庁)も公式スーツを着て到着出口に姿を現した。

 川内は今回の世界選手権を最後に今季限りで日本代表を引退する意向を示していたが、到着後の会見であらためて再度の代表入りや東京五輪への思いを問われると、
 「現時点では難しい。今回は涼しかったが、東京の夏は厳しい」
などと、代表引退の気持ちに変化がないことを示した。

 ロンドンでの自身のレース内容や結果については、
 「自分自身では戦略面などうまくいったが、やはり8位(入賞)と9位とは大きな違いがある。
 途中のペース変化についていければ7位か8位にはなれたと思う。
 やりきった気持ちとともにモヤモヤしたものも残った」
などと表現した。

 世界選手権でほかの日本勢は、
★.男子で中本健太郎(安川電機)が10位、井上大仁(MHPS)は26位。
★.女子は清田真央(スズキ浜松AC)の16位が最高で、安藤友香(スズキ浜松AC)は17位、重友梨佐(天満屋)は27位
だった。

 この日の川内は会見場で開口一番、
 「まずは現地やテレビの前の応援ありがとうございました。
 チームJapanとして23年ぶりの入賞がなかったことは申し訳ない気持ちです」
とも語っていた。



8/16(水) 6:00配信 スポニチアネックス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000048-spnannex-spo

川内、海外レース出て「SNSで発信したい」埼玉で報告会
世界陸上の男子マラソンで9位だった川内

 陸上世界選手権の男子マラソンで9位だった川内優輝(30=埼玉県庁)が15日、埼玉県久喜市内で報告会に出席した。
 同選手権は川内にとって代表ラストランで、19年世界選手権や20年東京五輪を目指す考えはない。
 9月にはオスロ、11月にはニース・カンヌとフルマラソンに出場予定。

 これからも積極的に海外レースを走り、その魅力をSNSを通じて発信するプランも浮上。
 「代表の時はSNSをやっている場合じゃなかったけど、これから始める可能性はある。
 ツイッターとかフェイスブックとか」
と不敵に笑っていた。




●川内優輝 世界陸上ロンドン大会 報告会
Published on Aug 15, 2017
2017年8月15日
埼玉県久喜市にて行われた、
川内優輝 世界陸上ロンドン大会報告会。



8/20(日) 11:00配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00000046-dal-spo

魂の代表ラストラン 川内優輝が日の丸に残したもの


●2012年東京マラソン惨敗後に突然丸刈りで会見する川内優輝

 「そういえば、“ごりん”で出直しって書いてましたよね?」
 ロンドンで行われた陸上世界選手権のマラソンのレース2日前。“日の丸ラストラン”を控えた川内優輝(30)=埼玉県庁=に、五輪出場を逃したロンドンで迎える集大成の心境を聞くと、そう笑いかけられた。

 12年2月の東京マラソン。
  川内は14位に終わり、ロンドン五輪出場の可能性が断たれた。
 レース翌朝、日本人トップで2位に入り、五輪が確実になった藤原新の取材中に、ある情報が飛び込んできた。
 「川内が丸刈りになったらしい」-。

 正直、“なんで?”と思った。
 前年の東京マラソンで日本人トップの3位になり、世界選手権代表入り。
 ほぼ無名だった市民ランナーは、一躍時の人となった。
 ただ、あくまでフルタイムで働きながら走る市民ランナー。
 そこまでしなくても…。

 同日に行われた川内の会見は、衝撃だった。
 青々とした頭となった公務員ランナーは、自身モットーの「現状打破」がプリントされたポスターをバックに、きっぱりと言った。
 「期待に応えられなかったし、誠意を示すためにやった。
 さらしものになった方がいい-。
 42・195キロ、そして“日の丸”に懸ける覚悟に戦慄を覚えた。
 新聞の見出しは「川内 五輪へ、五厘で出直し」だった。

 公務員という立場もあってだろうか。
 結果を出せなかった時は、実業団の選手以上に風当たりは強かった。
 『アホ公務員、2度と走るな!』-。
 そう書かれた手紙が職場に送られてくることもあった。
 「他の選手に言ってくれ」。
 そうボヤいたこともある。
 それでも市民ランナーの代表として、そして日の丸を狙う者、担う者としての責任と矜持を毎回全力の走りで示し続けてきた。

 五輪落選から5年の時を経て、代表ラストランを迎えたのは、あのロンドンの地。
 入賞にはあと3秒届かなかったが、看板激突に転倒、そして給水失敗と最後まで川内劇場を繰り広げながら、ラスト2・195キロは最速ラップを刻み、ゴール後は倒れ込んだ。
 レース後は
 「最低でも入賞って言ってきたんで、最低にも届いてない。
 許してくれない人もいるかもしれないけど、自分としては日本代表としてやれることはやれました。
 こんなに弱い自分ですけど、色んな人に応援してもらって、ここまでこれた」
と、涙。完全燃焼の走りだった。

 初めて日本代表になってから7年間。
 五輪こそ縁がなかったものの、3度の世界選手権出場に、アジア大会銅メダル。
 十分に胸を張って良い成績だ。
 「これからもどんどん世界のマラソンを走って行く。
 でも、やはり日本代表というのは責任が重い。
 自分でもここまでこれた。
 もっと実力があって、スピードのある選手なら入賞、メダルもいける。
 これからも日本のマラソンをよろしくお願いします」。

 今大会、日本勢が会見を開く施設には、選手がサインを書くスペースがあった。
 ほとんどの選手が枠内に自らのサインだけを書く中、一人だけ枠を大きくはみ出している選手がいた。
 「現状打破 川内優輝」。
 日本のマラソンの常識をぶちこわし、実業団ランナーに強烈な刺激と、市民ランナーに大いなる希望を与えた“最強市民ランナー”は、最後まで強烈なインパクトを残し日の丸に別れを告げた。


***  南の島の ***


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2017年8月6日日曜日

2017 マルチカルチャル・フェステイバル:

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 昨年同様にパークランドの野外ステージ前のグリーン広場で行われた。
 その前までは市役所の前庭で行われていた。
 そこは駐車場が少ないので車を止めるのに苦労したが、パークランドではその心配がない。


2017 マルチカルチャルフェステイバル 内海から会場をみる


 和太鼓が始まった。
 以前から比べると非常にうまくなっている。
 太鼓みたいなものはパワーのある若い人たち、特に男性が好むものなのだと思うがメンダーは年齢も上がり若者は少ないように見受けられる。
 男性はオーストラリアンに占められているようだ。
 日本の男子はこういうのを嫌うのであろうか。
 それともオージーの方が強い興味をもつのであろうか。
 去年は子供太鼓というのもあったが今年は見当たらない。


2017 マルチカルチャルフェステイバル  和太鼓(1)


2017 マルチカルチャルフェステイバル  和太鼓(2)  

 「よさこ」を撮ったつもりであるがカメラに収録されてなかった。
 失敗したらしい。
 このカメラ、ビデオの失敗が多いので注意しているのだが。

 
  メインは野外ステージで、そのほかテント張りのサブステージが2つである。
 いろいろな模擬店も出ている。
 メインステージで撮ったハワイアンとインドネシア楽器演奏を載せてみます。


2017 マルチカルチャルフェステイバル ガールズハワイアン
 小さな女の子のとまどいが面白い


2017 マルチカルチャルフェステイバル ハワイアン


2017 マルチカルチャルフェステイバル インドネシア楽器演奏

いつもは会場の案内とステージタイムテーブルの載っているプログラムが配られるのであるが、今回は各ステージ脇に貼られたものだけ。
 予算削減だろうか。



● 会場風景


● 会場鳥瞰




***  南の島の ***

【後日の事】
 マルチカルチャル・フェステイバルで撮った素人ハワイアンに著作権侵害のクレームが立ったようだ。



 ハワイアンに関しては3本とっている。
 その2本が
 「著作権保護されたコンテンツが含まれています」
ときた。


 残りの1本にはそのクレームはない。
 当然、前後のインドネシア楽器演奏や和太鼓にもない。
 これyoutubeが自動的にチェックするとは思えない。
 とすれば、誰かがクレームをつけたことになる。
 でも2本のうち1本は「視聴回数0回」なのだが。
 このクレーム映像を見てみる。



 右側に「動画に広告が表示されることがあります」とある。
 この部分を拡大してみる。



 いったいこれなんなんでしょうね??
 普通のイベントの様子を撮っただけなのですが。
 この出演のフラガールだって素人だし、何が「著作権保護されたコンテンツ」なんでしょうか。
 さっぱりきっぱりわからない!


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2017年8月5日土曜日

クジラとサメ、そしてサーファー 食物連鎖?:【オーストラリアが突如、自国ファーストに! 】

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 オーストラリアに住んでいろいろ利益を得ているので苦情は言うが文句はいいたくない。
 だが一つだけ腹が立つことがある。
 捕鯨だ。
 勝手な理屈で他国を非難するな。
 それもユニバーサルな論理の立ったものではなく、キリスト教からのハクリ理論でしかない。
 つまりクジラは人間と同じ哺乳類だからいけない、というだけのものでしかない。
 宗教理論だからいくら言っても他人には理解できない。
 そのうちバカバカしいから黙ってしま。
 これを見るとオーストラリア人はバカとしかいいようがないと思ってしまう
 クジラの個体数が減少しているという正確な裏付けはどこにもない。
 誰がどうやって計ったのだろうか。
 おなじように、この動画のクジラが増え、そのクジラが小魚を採り過ぎたためにサメのエサがなくなり、沿岸に来て人間を捕食するようになった、というのも根拠がない。
 まあ、それを調べてみようということだが、クジラやサメの個体数をどうやって調べるというのだろう。
 現れる回数とか時期とか、何か数値的に比較するものを測定するのだろうが、だからといってそれが正確かどうかの判断はできない。
 つまり「こんなもんだろう」ということでしかない。

 ちなみにいうと息子は週末にはサーフィンに行っている。
 そのうちサメに襲われるかも。
 そしたら、「クジラを捕らえないからだ」と訴えることができるのであろうか。



● 



Record china配信日時:2017年9月6日(水) 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/b189621-s0-c30.html

日本の捕鯨船が軍事技術配備、反捕鯨団体がなすすべなしに―中国メディア

 2017年9月4日、人民網は、日本の捕鯨船が軍事技術を配備したことで、捕鯨活動に対抗してきた環境保護団体シー・シェパードが追跡活動を諦めたと報じた。

 記事は「日本は国際的な抗議を顧みず、科学研究の名目で捕鯨を続けてきた。
 2014年にはハーグ国際司法裁判所が日本政府に対して南極における科学研究名義の捕鯨を認めない裁定を下したにもかかわらず、日本政府はこの裁定を守らずに捕鯨を続けている」と指摘。
 一方で、「日本の捕鯨船は環境保護組織シー・シェパードによる抵抗を受けてきた。
 創設者のポール・ワトソン氏によれば、2015年以降で同組織は1400頭のクジラの命を救ったという」と紹介した。

 その上で、ワトソン氏が
 「16、17年のシーズン、捕鯨船隊は日本の軍事偵察技術を配備し、衛星を通じてわれわれの船の動きを把握するようになり、簡単に追跡を回避できるようになった。彼らの軍事技術を前に、われわれにはなすすべがない」
 「日本は反テロ法をわれわれに適用させようとしており、捕鯨船保護のために海軍の動員もありうる」
などと語ったことを伝えている。

 シー・シェパードは
 「限定的な成果しか見込めない状況の中、資源の浪費を避けるために、今年はもう南極に追跡船を派遣しない」
と表明しているという。




●海外の反応 衝撃!!あのシーシェパードが日本に敗北宣言!!「日本の技術力には負けた」外国人もびっくり仰天の発表に世界中が大騒ぎ!!ワトソン驚愕の理由だった!!
2017/08/29 に公開



未来世紀ジパング  20170724


【みんなの人気者オーストラリアが突如、自国ファーストに!】
http://www.miomio.tv/watch/cc334680/

 ワンネーションには彼らの主張がある。
 同じようにシーシェパードにも彼らの主張がある。
 中国や韓国にもほとんど世界には受け入れられていないが「反日」という主張がある。
 日本人にはシーシェパードはワンネーションのように映る。
 日本人には中国や韓国はシーシェパードのように映る。
 そんなもんでしょう。
 オーストラリア人が知性にあふれた人種だと思うのは憧れ過ぎにすぎない。




***  南の島の ***


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2017年8月2日水曜日

16km走:1時間36分16秒 、練馬の話

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少し風が吹いている。
 それがやたら寒い。
 冬の底はまだなのかなと思う。
 走り始めて少し経つと朝陽が登り始めた。
 風もやみ寒さも落ち着いてきた。
 ほぼ6分で1キロを通過する。
 なにか遅いように感じられるが、タイムからみるとなかなか走れているようだ。
 5kmはほぼキロ6分でいく。
 10kmも同じペースで通過する。

 いつものことだがここからペースが落ちていく。
 疲れも出てくるのだろう。
 1キロあたりでみてみると6分10秒を越えている
 このままだと15kmは31分ギリギリになりそうな予感がしてくる。
 そしてこれもいつものことだが13kmからギアを切りかえて、スピードアップをはかる。
 おかげでこの5kmを何とか30分30秒以内で走ることができた。
 15kmはトータルで1時間30分08秒、つまり「キロ6分00秒5」である。
 キロ6分のわずかに8秒足りなかった。
 まあでも10秒以内は黙認できるのでキロ6分で走れたと言っていいだろう。
 15kmでのこの記録は今季では初めてである。

 16kmでのタイムも今季最高である。



【 8月02日 16km 1時間36分16秒 キロ6分01秒
1km     6:01
5km    29:57      29:57
10km    29:52      59:49
15km    30:19    1:30:08
16km     6:08     1:36:16

【 7月26日 16km 1時間37分50秒 キロ6分07秒
1km     5:46
5km    30:09      30:09
10km    30:56    1: 01:05
15km    30:41    1:31:46
16km     6:04     1:37:50


 これなんだ、というなんかすごいというか変なのが画面に出てきた。
 練馬区がオーストラリアと張り合っているビデオである。
 でもわずかに負けるが、といった張り切り様である。
 頑張っている対比がなんともほのぼの。
 縁となると練馬には弟夫婦が住んでいる、ということになるが。
 昔、練馬に相当長く仕事で通っていたことがある。
 周りは畑だらけで、その一つで練馬大根を作っていた。
 ああ、こうやって作るんだ、と思った記憶がある。


●Yori Dori Midori 練馬(よりどりみどり練馬)
「I ♥ 練馬あるある」ムービー(フルバージョン)
Published on Jul 27, 2017
「これまでも、これからも、愛があふれる練馬区へ。」

3年目の「Yori Dori Midori 練馬(よりどりみどり練馬)」。
今年は、練馬区が板橋区から独立して70周年。
区民のみなさまといっしょに歩みつづける練馬区は、もっともっと愛される区を目指して、練馬への愛がギュッとつまった絵本&ムービー
『I ♥ 練馬あるある(あいらぶねりまあるある)』
を練馬区在住の絵本作家 のぶみさんと製作しました。




***  南の島の ***


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2017年8月1日火曜日

日本語新書籍 & モーニングテイー:日本の書籍がオンラインで読めるようになりました!

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  サウスポート図書館へいったら駐車場が満杯である。
 普段はガラ空きなのに今日はなんだ!
 何かイベントでもやっているのか。

 上の2枚のパンフが貸し出し機の横に置いてあったのでもらってきた。
 いわく

 日本の書籍がオンラインで読めるようになりました!

 今日8月1日は
 『日本語新書籍 & モーニングテイー』
の日であったのである。
 このところ日本語書籍の借り出しはウエストフィールドでの買い物がてらヘレンズベイル図書館に行っていたのでこのイベントについてはまったく知らなかった。
 だいたい図書館はランナウェイベイ、サウスポート、ヘレンズベイルの3か所を使っている。
 買い物のついでに寄るので、その時々の都合で行く場所がきまる。
 イベント案内の記事をコピーしてみよう。

 日本の新しい書籍が届きました。
 お散歩がてらに見にいらっしゃいませんか?
 図書館カタログの使い方、
 本や雑誌の予約の仕方、
 オンラインでの本、雑誌、または新聞の読み方などの質問にも、
 日本語でスタッフがお答えします。

 寒くなるこの季節、図書館でホッと一息入れにいらしてください。
 コーヒーやお茶菓子もそろえてお待ちしています。
 小さなお子様連れも大歓迎であう。

新書リスト一部
● 40代からのアンチエイジング/和田秀樹
● それでもこの世は悪くなかった/佐藤愛子
● 血縁/長岡弘樹
● 僕の殺人/太田忠司


 サウスポートは別にして、ランナウェイベイにこれだけの日本語本を置いて借りる人がいるのかと疑問に思うことがある。
 ヘレンズベイルになるとさらにすごく、単行本がズラリと並んでいて、その大半が貸し出しされていないかのように新本同様のものである。
 よってこの2カ所の図書館にいくと、私のために本をそろえてくれているのかといぶかってしまうほどになる。
 10%の買い物間接税しか払っていないのに、こんなにしてもらっていいのだろうか?
  複雑な気持ちになる。




***  南の島の ***


【資料】


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