● 16km=1時間37分28秒
今日も強く入る。
1kmで時計を見たら6分を切っている。
5kmはほぼ30分。
今日は風がある。
それも北風の弱風である。
ゴールドコースト・ブリッジからランドエンド・ブリッジまでのコースは北風を向かい風に受けるコースとなり、そこに5kmから10kmまでのスプリット区間がすっぽりと入ってしまう。
でもさほど気にならなかった。
足と身体が調子よく動いているせいだろう。
10kmは30分半でいく。
ここからきつくなる。
キロで6分10秒くらいかかる。
このままだと15kmでのスプリットは31分に入るかもしれないと心配になる。
締めの1km強は目いっぱいまで上げる。
30分台で行かれた。
足の切れがよかったからだろう。
最後の1kmは例の内海の風が強い護岸歩道であるが、今日は追い風になる。
ラッキーとばかりに勇躍するが、風が舞っている。
追い風が突然、向かい風に様変わりする。
ヤバイと思ったら、帽子をとばされた。
ここで帽子を飛ばされるなど初めての経験である。
拾いに戻るが、これで完全にペースが狂った。
かぶるのはやめて右手にもって走ったのだが、どうにもリズムが合わない。
左手に持ち替えて、右手を強くふってなんとかスピードを上げる。
6分09秒、アクシデントの割にはすばらしいタイムである。
トータルで1時間37分28秒は前回から遅れること50秒である。
いいタイムである。
今日は気分的にも体調的にもほんとうにすんなり走れた。
いい日であった。
【 7月19日 16km 1時間37分28秒 キロ6分06秒】
1km 5:57
5km 30:04 30:04
10km 30:28 1: 00:325km 30:04 30:04
15km 30:47 1:31:19
16km 6:09 1:37:28
【 7月12日 16km 1時間36分38秒 キロ6分02秒】
1km 6:07
5km 30:13 30:13
10km 29:45 59:585km 30:13 30:13
15km 30:33 1:30:31
16km 6:07 1:36:38
今使っているランニングシューズだが、2カ月ほど前にハーバータウンのニューバランスで買ったものである。

ハーバータウンに行ったときはときどきここを覗く。
いわゆるアウトレットである。
週1回100分ほどのランニングではシューズは十分に1年はもつ。
よってシューズの買い替えは1年に1回程度である。
店を覗くのは靴を買おうという意思よりもウインドショッピングの傾向が強い。
もちろん年に1回くらいはまじめに購入することになるが。
店の奥に見切り品の棚がある。
「最後の一足品」を売っている。
そうデイスプレイに表示してある。
どんなのが’出ているのか興味があって、この棚を覗くために店にはいるのである。
私の足のサイズはこちらの表示で「7」、日本なら「25cm」で小さい。
よって、ほとんど陳列されていないといっていい。
「ああ、やっぱりないな」と確認するだけのことである。
本当に必要なときは、正式の棚から「7」のサイズを選んで、履き心地を試して買うことになる。
さて、2カ月ほど前のこと、この見切り品の棚にサイズ「7」が偶然にあった。
履いてみたら足にうまく合う。
買おうと思って付いていた札をみたら「kids」とある。
こちらのガキはデカ足で30cmに近いヤツもいる。
kids用でも足にフィットすればいいだろうと思う。
見切り品なので40ドルと安い。
使えないことはあるまい、といったところである。
レジへいってさて支払いということになった。
店員が40ドルを打ち込み、さらに何かを操作したのだが、どういうわけか半額の20ドルになった。
なんとも好運なことであった。
どうもこの日はkids用は半額セールの日であったらしい。
20ドルならろくに使わずに捨てることになっても惜しくはない。
でもなにしろkids用だからどうなるのか一抹の不安が残るのも確かだったが。
kids用と一般用とどうちがうのだろうか。
詳しいことはわからないが、明らかに違うのは中に入っている底敷のクッションがkids用は固くできている。
一般でランニング用となるとハーフかフルマラソン用になる。
最低でも10kmであろう。
長時間走るために負担をかけないようにクッションが効いている。
足を痛めないようにという配慮だ。
kidsとは通常、中学生まであり、走る距離は日本なら3kmが上限だろう。
トラックでも少年少女の部は「3000m」であり、都道府県対抗駅伝の中学生区間は確か「3km」であったと思う。
GCマラソンでは「ジュニヤダッシュ」という種目があり、中学生までで「4km」である。
つまりkidsの上限は5kmとみていい。
それを越えることはない。
距離が短いなら足の保護よりも、より速く走れるようにキックのかけられる固い底敷が用いられるのはないだろうか。
実際に足のサイズが合うのでこれを履いて先のGCマラソンのハーフ本番を走ったのだが。
大失敗となってしまった。
15kmまでは順調にいったのである。
だが、16kmを過ぎて突然両フクラハギが硬直して痛みだし、まともに走れなくなってしまったのである。
固いクッションの振動がフクラハギを強くいたぶったために、筋肉が悲鳴を上げたということだと思う。
走ったり歩いたりで何とかかんとかでゴールに戻ってきたが、まあひどい目にあった。
予定より8分遅れであった。
kids用の固いクッションで長距離を走るこちらが悪いのであるから、文句も言えない。
練習で数回20km走をしたが、そのときは何事もなかったからこんなことになるとは思いもよらなかったのだ。
本番には魔物がいるようである。
ではその靴を使わなくなったかというと、そういうことにはならない。
いまは、固い底敷をマラソン用の柔らかい底敷に取り替えて使っている。
足と靴の相性は至極いいのである。
処分するにはもったいない。
さて、今後もそれを履くとして一体なにか起こるのであろうか?
kids仕様のランニングシューズで普通に走るということはどういうことになるのだろうか。
起こりえる出来事に興味があるのだが。
もし、このタイプのものがいいとなると、履きつぶした後もこの種のkids用のシューズを選ぶことになるのであろうか。

● 右の青色がkids用の固い底敷、左のオレンジが一般ランニング用のクッションのきいた底敷。どちらも「running」と印刷されている。青を外してオレンジを入れて使っているわけである。
普段なら話はこれで終わるのだが、今回はそうはならない。
もう一段のオチがある。
このシューズはどういうものか、今さっきネットで調べてみたのである。
「new balance 680v3」というのがこの製品名である。
結構ポピュラーなもののようで、「mens」用、「women」用、school用、kids用といろいろ種類がある。
そしてカラーから検索して出てきたのがこれ。
「Girl's Running Shoes」なのである。
つまり少女用であったのである。
ということは、
今、私は少女靴を履いて走っている
ことになる。
なんとマー!

●下はいま履いている靴、光の関係があるので色が一致しにくいが同じものです
誰も足元など注意を払っていないから特に問題ないのだが、
自分が少女用の靴で満足気に走っている姿を想像すると、
ロリコン趣味はとりたててないが、
何か理不尽なものがもやもや沸き起こってくる
のである。
自身の小さい足の形状から、一般用のものより少女用のものの方が適合性が高いとすると、今後も少女用の靴を履き続けることになるのであろうか。
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