2017年9月10日日曜日

立川こしらゴールドコースト落語夜会(1):まくらが楽しみ

_


 FUJIMARTへいったら「立川こしら落語夜会」というのビラが貼ってあった。
 残念ながら「立川こしら」とは初めて聞く名前である。
 というより、自分の歳からして若い落語家の知識がないと言ったほうが正解である。
 落語は好きである。
 よってゴールドコーストで行われる落語会などは早々と申し込むタイプである。
 と言っても、そんなにたくさんの落語家が来るわけではない。
 最近では「桂ざこば」がやっている。
 その前は英語落語があった。
 あれは誰だったか、やはり若手なのでちょっと思い出せない。
 これらはホールでやっているので二、三百人は入るところである。
 今回の落語会は日本食レストランでやるという。
 ラブラドールの「DAIKI」である。
 ということは「DAIKI寄席」といったところになるのだろうか。
 ここは我が家から一番近い日本食レストランなので時々利用させてもらっている。
 「大樹」のまえは「サキ」という名前で、息子が学生のころアルバイトしていたことがある。
 ごく普通のこじんまりしたレストランで、大人数が入れる広さはない。
 定員数は45人ほどと記載されている。

 こういうタイプの寄席では数年前に新宿四ツ谷の鈴新寄席へ行ったことがある。
 「カウンターで聴く寄席」ということで、「鈴新」という落語好きのトンカツ屋さんの主催であった。
http://www.suzushin.jp/contents/suzushin/suzushin-yose/


調理台が高座で、お客はかつ丼を食べる風にカウンターに座って聴くのである。
  当然、スペースからして20人弱と少なかったが、なんとここに日本語のまったくわからないフランス人が2人聴きに来てきていた。
 落語を聴くというより日本文化を見にきた、といったところであろう。
 ちなみに久しぶりにウエブサイトを覗いたら『「鈴新寄席」終了のお知らせ』と出てきた。
 少々残念に思うと同時に、あの時のことを思い出したりもした。
 
 さて「DAIKI寄席」だが、早速申し込みをした。
 そのサイトを口上をコピーしておきます。




 「立川こしら」という落語家を検索してみた。
 立川流の真打である。
 Wikipediaに出ている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E3%81%93%E3%81%97%E3%82%89




 野末陳平と仲がいいらしい。
 私自身は野末陳平の方をはるかに知っている。
 なんたって国会議員になったのだから。
 こしらについては京都の大学でセッションした動画が出てきたので載せてみます。
 数年前のことで、まだ二つ目のころになる。
 場所は教室のようで背景に黒板がある。
 なんとなく学生時代を思い出す雰囲気が漂っている。
 演題はいわゆる「時そば」である。
 ただここにゆくまでのマクラが長い。
 またそれが結構面白い。
 


●落語セッション(2011)
2011/11/28 に公開


  マクラのうまい落語家といえばやはり名人・立川談志になる。
https://www.youtube.com/watch?v=4ANzaKB63VY

 つぎに聞きほれるのはつい最近「アルツハイマー」を宣言した人間国宝・柳家小三治だろう。
 マクラだけ集めた「まくら」という本も出している。

https://www.youtube.com/watch?v=PwL7gUwdIF4

  私が最初に聴いた落語家がこの柳家小三治であった。
 それまで落語というのはテレビでしかみたことがなかった。
 それを市のホールで生で見たときは感動であった。
 45分ほどであったが、引き込まれて続けてあっというまの45分であった。
 「もっと聴きたい」という印象でホールを後にしたことえを覚えている。
 四半世紀も昔のことである。

 さて、立川こしらはどんなマクラを語り、どんな演題でやるのだろうか。
 津々興味である。




 かみさんと二人である。
 色紙も用意したし、満足出来たらサインをもらってみたいと思う。

 過去に、といっても10年ほど昔のことだが、サイン色紙をゲットしたことがある。
 「大江戸小町会」という公演であった。
 これは1枚だけのオークションであった。
 欲しいという、ただそれだけでお金に糸目をつけずに競り落とした。
 内容は落語三席、講談それに演歌とフルートという内容で、寄席というよりバラエテイショーであった。
 講談は神田紫であった。
 さすがの迫力。
 机が間に合わず、手じかにあったビールの箱をひっくり返して使い、黄色いプラスチックの底を扇でパーンパーンと叩きながら演じていた。
 どうにもへんてこな感じであった。
 そのころは珍しい女性講談師であった。
 現在は日本講談協会会長という。
 日本ではだんだん男性の講談師は少なくなってきているように思う。


●初めて色紙というのを手にした

https://www.youtube.com/watch?v=Sm4KacM9-2M
●大江戸小町会 講談師 神田真紅からのご挨拶

 フルートは[「赤木りえ」と言う演奏家であった。
 これを聴いて笛が好きになり、今はもっぱら篠笛のCDをとりよせ、日常生活のバックグランドミュージックにしている。

 さてさて「立川こしらゴールドコースト落語夜会」はどんなことになるのだろうか?
 



***  南の島の ***


http://www.dailymotion.com/video/x4y3vr2
●NHK クローズアップ現代+ 「“平成落語ブーム”とかけて 若者と解く その心は!?」 20161019


_