2017年8月31日木曜日

SUSHI TRAIN 25周年記念 全皿2.5ドルセール :でも24周年目のはずなのだが?

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● SUSHI TRAIN 25周年記念 全品2.5ドルセール

 いま、ゴールドコーストにはたくさんの回転寿司がある。
 その草分けは「スシトレイン」である。
 チェーン店で市内にも相当数の支店がある。
 我が家からも近いので1週間に1回、あるいは10日に1回ぐらいの割合で出かけていっている。
 寿司が食べたいのではなく夕食の支度が面倒だというカミさんの要望によるのである。
 つまり、週に1回ぐらい夕食の支度をしない日があってもいいじゃないか、ということである。

 今日も行ったのだが、店の入り口にスタンドポスターがあった。
 それが上のものである。
 開店25周年記念のお知らせ、ということである。
 9月9日は全品2.5ドル提供日だそうである。
 カウンターにあったビラをもらってきた。



 我が家がここに移住してきたときには「スシトレイン」はなかった。
 1993年のことである。
 つまり我が家がここに住んで今年は25年目になる。
 なぜスシトレインが25年目になるのか不思議に思って検索してみた。
 Wikipediaにはスシトレインが載っているのである。

スシトレイン
SUSHI TRAIN(Australia)Pty.Ltd.
種類子会社およびフランチャイズによるチェーン
本社所在地オーストラリアの旗 オーストラリア
クイーンズランド州ゴールドコースト
設立1992年2月 - 創業
1994年1月 - スシトレイン 1号店開業
業種外食産業
事業内容回転寿司を中心とする日本食ファーストフード店
代表者ボブ山形 - CEO、創業者
支店舗数60+
外部リンクhttp://www.sushitrain.com.au/

ということである。
 やはり、1号店は1994年1月にオープンしている。
 1993年ではない。
 とすると、今年は「24年目」になる。
 「25周年目ではないだろう」
というツッコミを入れたくなる。
 管理会社の人の、
 「サーファーズに回転ずしがオープンしましたよ」
という言葉を聞いたのは、よって1年後のことになる。

 サーファーズにいったとき試しに覗いてみた。
 覗いてみただけで入りはしなかった。
 そのころはカウンターの上に線路があっておもちゃの汽車が回って、寿司を運んでいた。
 そこから「スシトレイン」という名がついたようである。


  ただ、果たしてこの店、大丈夫だろうか潰れないだろうかと不安になったことを覚えている。
 というのは、こちらでは生魚は食べないし、さらに深刻な問題は海苔が受け入れられていなかったのである。
 ここの学校には給食はない。
 よって、弁当を持たせることになる。
 そうでなければキャンテーンという購買部で昼食を買うことになる。
 だが売っているものがひどい。
 ケーキレベルのものまである。
 脂肪分と糖分の塊みたいなものばかりが売られている。
 まあ健康に悪いことおびただしい。
 これではデブとビヤダルが増えるわけである。
 学校とは肥満製造機か? と思ったほどである。
 その後、子どもの肥満については、メデイアが激しい声をあげ始めたので、キャンテーンの内容は相当に改善はされることになったが。
 「もっと早く気づけよ!」である。

 我が家はお弁当でご飯になる。
 となると、ノリが使われる。
 これがひどく嫌われた。
 この弁当の中身をみたクラスの人が言うという。
 「ヤーク!」
 内容的には汚らしい、である。
 海苔は「ブラックペーパー」としいみ嫌われる存在だったのである。
 よって、弁当には海苔は使わないでほしいというのが子供の切なる要望であった。

 今では軍艦巻きというものがあって海苔で巻いたご飯の上になんでもかんでも載せて「スシもどき」にしている姿はこのころは想像できないものである。
 Wikipediaでは

回転寿司屋では多種多様なものを創作して軍艦巻きにする。
例えば、ねぎマグロ、マグロユッケ、カツオユッケ、イカオクラ、トロたくあん(とろたく)、エビのマヨネーズ和え(えびマヨ)、タラ白子、カニ、かにみそとキュウリ、小柱、甘海老、サラダ、ツナサラダ、シーフードサラダ、エビサラダ、納豆、コーン、ハンバーグ、味付け卵などがある。
海外の寿司店、日本料理店ではキャビアを使うところもある。
』 
とある。
 スシトレインでもまあこんなものがというくらいに、いろいろなものがのっている。

 世界三大料理といえば、フレンチ、イタリアン、それに中華であった。
 日本人の花嫁をもらい、中華のシェフを雇うことがお金持ちの願望であるといった話がささやかれていた頃である。
 Wikipediaでは世界三大料理は中華、フレンチ、トルコ料理と出てくる。
 トルコ料理なんてものは知らないので、巷ではそれに代わってイタリアンが入っているのであろう。
 ちなみにごく最近のアメリカ人にとっての三大料理とはフレンチ、メキシカン、和食である、という記事を読んだことがある。
 メキシカンは国境の隣がメキシコなのでその影響であろう。
 ここで、和食が中華を抜いて三大料理に食い込んできている。
 このところのイメージでは和食は高級料理、中華は大衆料理という評価が定着しつつあるようである。

 私どもがいくスシトレインはショッピングセンターや繁華街の店ではなく、街道沿いのいわばローカルな店である。
 よって客筋はほとんど地元人。
 これまで純な日本人のお客に会ったことがない。
 ときどき日本語を聞くことが’あるが、それは旦那さんか奥さんか片方が日本人の家族連れである。
 最近入った店員さんがいる。
 我々は「福ちゃん」とあだ名している。
 芦田愛菜が小さかった頃、その相手役にいた「福ちゃん」がそのまま成長したようなコロコロした若者である。
 地元出身でおそらくハーフであろう、英語も日本語も堪能である。
 われわれに彼いわく
 「生魚の寿司を食べる人に初めて会いました!」
 ここは寿司屋だろうと思うが、生魚を嫌う風習は今も確実に生きているのである。
 そこで寿司で生魚を食べる時はアブリにする。
 表面をトーチでザーと炙るのである。
 それで魚の臭みが消えるようである。
 というよりむしろ、潜在的に巣くっている生魚に対する嫌悪感を熱を通すことによって洗い清めるという厄払いの儀式に思える。
 そうすることによって厄災による精神の高まりを鎮め、生魚を食するという禁忌の門をくぐれる作用をしていると思われる。
 ここではトロよりサーモンが口がとろけるほどにうまい。
 炙ったサーモンはどうかというと、ずばりいただけない。
 なんでこんなにうまいサーモンに火を加えるか? となる。

 ところで「ヤーク」と呼ばれた海苔がなぜ浸透してきたのか。
 なぜ寿司がここまで入り込んできたのか。
 なにしろ「和食」は世界の無形文化遺産にまで登録されるまでになっているのである。
 「BENTO:べんとう」は確実に英語化している。
 「DONBURI:どんぶり」も根付いてきている。
 それは何故だ! ということである。
 答えは、
 和食とは「米を食べる方法である」
ということなのである。
 どうやって、米を食べさせるか
である。
 主食としてコメに対応するのが西欧ではパンである。
 しかし、パンは厳密に主食ではない。
 あえて言えば、パンは肉を食べるときの副食である。
 こちらの人の主食は肉である。
 パンは添え物である。
 コメはそれだけで食事になる。
 しかしパンはそれだけでは食事になりえない。
 パンだけ食べ続けることはできない。
 栄養等も足りない。
 つまり主食ではない。
 肉は食べ続けることができる。
 よって肉が主食になる。
 和食とは肉を主食とする人々に、
 いかにしてコメをたべさせるかという方法を提供するものである
ということである。
 肉から米へ、
 ここに和食の意味がある。
 なんか、えらく学問臭くなってしまった。

 なぜ和食が流行ることになったのか。
 短く端折って答えを言えば「料理の鉄人:アイアン・シェフ」である。
 鹿賀丈史が司会する料理番組である。
 このテレビ番組くらい料理に衝撃を与えたものはない。
 オーストラリアでは圧倒的である。
 繰り返し繰り返し放送されている。
 当初は「和食、フレンチ、中華」であったが、後に「イタリアン」が加わる。
 西欧料理というのは厨房と客席が分かれる。
 食べて味を楽しむだけがお客の使命になる。
 作るところは絶対に見せない。
 料理の鉄人は厨房にカメラを入れて、料理の作り方をテレビに映し出す。
 つまり
 「あなたにも著名なシェフの料理が作れます」
というわけである。


子供に弁当をもたせずに、キャンテーンでケーキを買って食べろ、という
 ダメママのダメさ加減をグサリとついた
わけである。
 あんたのダメさが子どもをスポイルするのだよ!
 マックにつれていくのがあんたの仕事ではあるまい、
 こどもにまともなものを食わせろ、となる。
 少々、過激な発言だが「料理の鉄人」がオーストラリアのママさんに警鐘を鳴らしたことだけは確かである。
 そのころはやりの「クールジャパン」であった。
 バーベキューではなく高級料理をテレビに持ち込んだという衝撃である。
 現在これに刺激をうけた番組が数多くあり、各テレビ局は必ず週に一度は夜のゴールデンアワーに放送している。
 つい最近は「マスターシェフ」の日本遠征版が放送された。
 オーストラリア中から駆け上がった素人シェフが日本にいって腕を競うというものであった。
 
 さて「料理の鉄人」のテレビ放送をきっかけに和食の快進撃がはじまるわけである。
 そして生魚はなかなか難しいが、海苔は受け入れられるようになった。
 「ヤーク!」と言われることもなくなった。
 そして25年、スシトレインは25周年を迎えることになったというわけである。
 私の行きつけの店はローカルな場所にあるが、そこそこ盛況である。
 全体では潰れる心配もなくフランチャイズの支店は60店舗になるという。
 
 全品一皿2ドル50、行きたいが9日は土曜日である。
 とするとスゴイ混みようになるだろう。
 やはり食事は静かな方がいい。
 ちなみにいうと私はイタリアンが嫌いである。
 イタリア料理が嫌いというわけではない。
 イタリアレストランが嫌いなのである。
 イタリアレストランはどういうわけか何処へいっても、ひどくうるさいのである。
 床、壁、天井とコンクリートと石材をメインに作られている。
 よって音がガンガン反射するのである。
 音声もである。
 うるさい中での食事は食べた気がしない。
 よく耐えられるものだと思ってしまう。
 イタリア人はうるさくないと食事をした気分にならないようである。
 反対に日本人は静かな食事を好む。
 味を楽しむには静かな方がいい。
 これは民族の差であろう。
 

【後日談】
 後日スシトレインに行ったとき
 「25周年記念はどうだった?」
と、顔見知りに聞いてみた。
 「こみました! 午前中から店の前に行列でした」
とのこと。
 やはり、相当にお客が集まったようである。
 さらに
 「忙しくて、自分が自分でなくなったみたいでした」
とのことであった。



***  南の島の ***


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2017年8月30日水曜日

16km走:1時間37分50秒 、交換シューズでやっぱり転んだ!

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● 転倒、パッド付のプロテクターの効き目はなかった

 気象条件は前回と全くといっていいほどに同じ。
 ならば1時間40分は切れるはずだと思う。
 入りの1kmは前回とほぼ同じ。
 5kmでは30分台で前回の31分台よりも稼げている。
 これなら、前回と同様に1時間38分台も可能かとも思う。
 10kmでも30分台。
 これはいけそうである。
 落ちそうになるスピードを必死にカバーして走る。
 走れる、というのが今日の体調の良さである。
 中4日の休みで、少し体が重いと感じていたが、パワーは十分である。
 15kmでも30分台である。
 トータルでは「1時間31分48秒」。

 ラストの1km、ここでアクシデント発生。
 なかなかすべてはうまくいかない。
   ゴールまであと300mほどのところ、遊歩道に入る前の歩道である。
 ここの歩道は非常に荒れている。
 これまで1回転び、もう1回は転倒寸前までいって何とか転ばずに助かったところ。
 この時は転倒を回避するのに腰に負担がかかったらしく、少々痛みが出た。
 この道の状態が悪いことは重々承知しているが、ゴールまであとわずかということで焦ってしまったようである。
 左ひざにダメージをくらったが、ここにはパッド付のプロテクターをしているので、そんな傷を受けるはずがないのである。
 どうも走っているうちに、プロテクターが下がって、転んだときにさらにずり落ちて、膝を道路に当ててしまい、擦りむいたようである。
 これではプロテクターをしている意味がない。
 何とか対策をしないといけない。
 なを、手のひらサポーターは有効に働いた。
 転んだとき、すかさず両手で道路を抑えて身体を支えダメージを軽減した。
 それに手のひらにも傷はまったくなかった。
 サポーターのおかげである。
 軽くだが肩も打ったようである。
 シューズを交換して2回目に転倒というのは、あまり気分のいいものではない。
 ここはどうやら鬼門のようでさらなる注意が必要である。
 元の転ばない girlsシューズ に戻すかどうかは、いましばらく様子をみたいと思う。





【 8月30日 16km 1時間37分50秒 キロ6分07秒
1km     6:06
5km    30:33      30:33
10km    30:41    1:01:14
15km    30:34    1:31:48
16km     6:02     1:37:50

【 8月25日 16km 1時間38分54秒 キロ6分11秒
1km     6:04
5km    31:16      31:16
10km    31:03    1:02:19
15km    30:35    1:32:54
16km     6:00     1:38:54


 話は変わる。
 走り終わって休んでいたら、耳元に「バシン」ときた。
 鳥が襲ってきたのである。
 繁殖期になると発生するイベントである。
 ブッチャーバードである。
 訳すと虐殺鳥。
 日本名は「モズガラス」である。
 おそらく近くに巣があって、ヒナでもいるのだろう。
 シーズンのマグパイよりかは危険性はないが。


● 襲ってきたブッチャーバード
 
 ちなみに、襲ってくる鳥の三羽ガラスは、マグパイ、ブッチャーバード、ラプウイングである。
 マグパイとブッチャーバードはカラス系。
 ラプウイングは陸生の水鳥である。
 この鳥、枝にはとまれない。
 足の形が枝をつかむようにできていないのであろう。
 屋根を歩くラプウイングを見ることはできる。
 このヒナはぴょこぴょこ歩いてすこぶる可愛い。
 でも親鳥になると、なんじゃコリャといった見たくもない顔になる。



***  南の島の ***


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2017年8月25日金曜日

16km走:1時間38分54秒 、ランニングシューズを換える

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● ランニングシューズを替える

 一昨日、7キロ半ほどのところでリタイヤした。
 体調、足の具合は悪くなかったのだが走る意欲が突然失せた。
 前夜、まるで緊張感がなかったことからして、どうも気力が極端に低下していたのかもしれない、と思ったりもする。
 正確なところはよくわからない。
 ただ突然走る気が失せたことだけは確かである。
 今日はそのリベンジになる。

 気分の入れ替えにシューズを替えた。
 今使っているのは、キッド(それもgirls用)仕様のシューズである。
 今年の3月から5月にかけての3カ月で4回転んだ。
 始めはどこかにつまずいたのかと思ったが、2回目ではこれはおかしいと思い、もしかしたら靴のせいかもしれないと考え、そのとき使っていたシューズをやめ、ストックしてあった新品同様のシューズに替えた。
 しかし、これも2回転んだ。
 よってこの転倒続きはおそらくシューズのせいではない、年齢による体の変調期にあたっているのではないかと思うようになった。
 つまり「寄る年波のなせるワザ」ということであろう。
 そこで、転ぶのを止めることはできない、いたしかたないことと諦め、転ばないようにするよりも、転んだときのダメージを軽減することの方に重きを置くことにした。
 膝・肘にはパッド付のプロテクターをし、転んだときは手で衝撃を和らげることができるように手のひらサポータをつけることにした。

 そんなとき偶然に手に入れたのが kids用(それも後で分かったのだがgirls用であった)のランニングシューズである。
 足のサイズが合った(こちらのガキは足が大きい)のでこれは使えそうだと買ったわけである。
 なにしろバーゲンの棚に一品残りであったもので、最終的にはたったの20ドルであったから捨てても損のない買いものであった。
 ありがたいことにこのシューズに履き替えてから、まったく転ばなくなった。
 大人用のランニング・シューズとどこが違うかというとクッションが固いということである。
 kidsではランニング距離は3kmがマックス、特別でもGCマラソンのダッシュのように4kmほどである。
 よってキック力が大きいほうが速く走れる。
 それに対して大人用は長距離用にできているため、足を痛めないことが優先される。
 ためにクッションが効いていて足が疲れないようになっている。
 クッションの効きがいいということはすなわち、接地感覚が緩くなるということであるので、年齢的な衰えによって判断の低下に伴って転びやすくなるのかもしれない。
 kids用では接地反応が鋭敏に足に反映されるので、転ばなくなるのかもしれない、と思うわけである。
 ただ、そのまま使うにはあまりにクッションがない。
 このままだと足の負担が大きくなる。
 実際、先のGCマラソンでは15kmすぎに左右両方のフクラハギが硬直して走ると激痛が走ることになった。
 レースなのでやめるわけにはゆかず、歩きときどき走りで最後の5kmを帰ってくることになった。
 そこで今は、底敷のクッションを外して、マラソン用のものを入れ替えて、わずかでもクッション性を上げて使っている。
 転ばないようにするには、そこそこの代償があるということである。
 今日は一昨日の気力喪失をあがなうために、気分を入れ替える必要があると思い、この先のランニングシューズを引っ張りだしてきて、使うことにしたわけである。

 さて久しぶりに走ってみると、確かに足の反応が違う。
 底敷クッションは同じだから、ということはシューズの素材、すなわちゴムの品質に違いがあるようだ。
 kids用では固めのゴムが使われ、マラソン用では柔らかめのものが使われていることになる。
 靴自体が固いので地面からの反発力が大きい。
 その結果、足で地面を蹴るといった形になり、その分わずかでも足が高く上がる。
 どうもこのわずかな高さの違いが転倒を防いでいるようだ。
 足の上りが低いと前に出したとき、思っている歩幅より手前で靴底が地面について底を摺るような感じになってしまう。
 これがつまずきの原因であり、転倒の原因となっているように思う。

 走り方も大きく変えている。
 以前は頭を上げて遠くを見ることによって歩幅を稼いでいた。
 でも今は転ばぬように目線を地面に落とし、足元の安全を優先させている。
 またコースは片道7.5kmの歩道・遊歩道を使っているが、全線にわたって道路のでこぼこや段差を認識しており、スピードの出せるところと、注意して走るところの違いも分かっている。
 シューズが変わっても何とかころばずに走り切れそうな気分にはなっている。
 
 風はなく気温も低めでほぼ前回と同じ気象だが、わずかだが朝陽がきつい。
 でも気にするほどのものでもない。
 1キロは6分をわずかだが超えた。
 シューズが柔らかいのでなにかもっと速く走っているように感じれれたのだが、実際は前回より遅れている。
 5kmのスプリットでは1kmまでの遅れをそのままひきづっている感じである。
 31分以上かかるということは、目標としている16km=100分(1時間40分)はぎりぎりか、もしくは前回のようにはるかに超えることもあり得そうである。
 タイムよりも転ばない方に注意がいってしまって、走れるところまで走ってしまえ、ということに気分はなっている。
 10kmまでの5kmはその前よりタイムがいい。
 15kmまでの5kmはなんと30分台である。
 ということは15kmで1時間33分を数秒だが切っている。
 5kmスプリットを31分で走れれば上出来と思っていただけに、これは思ってもみなかったタイムである。
 さらにラストの1kmは6分ちょうどで走り切ることになった。
 よって16kmを1時間38分台で、1分以上も速く走れたことになる。
 
 靴の方だが、一度もつんのめったりしなかった。
 ということはうまく足が上がっていたことになる。
 でも靴を換えたことによって、転ぶことになるかどうかは回数をかさねないとわからないように思える。
 まあ、今日はいろいろな面でうまくいったように思える。
 


【 8月25日 16km 1時間38分54秒 キロ6分11秒
1km     6:04
5km    31:16      31:16
10km    31:03    1:02:19
15km    30:35    1:32:54
16km     6:00     1:38:54

【 8月17日 16km 1時間42分37秒 キロ6分21秒
1km     5:57
5km    31:07      31:07
10km    32:35    1:03:42
15km    31:30    1:35:12
16km     6:25     1:41:37

【 8月17日 16km 1時間42分37秒 キロ6分21秒
1km     5:57
5km    31:07      31:07
10km    32:35    1:03:42
15km    31:30    1:35:12
16km     6:25     1:41:37

【 8月09日 16km 1時間37分15秒 キロ6分05秒
1km     5:52
5km    29:58      29:58
10km    30:55    1:00:53
15km    30:37    1:31:30
16km     5:45     1:37:15


【話題】
ロケットニュース24 2017/08/25

オーストラリアで超珍しい「白いコアラの赤ちゃん」が誕生!
 一般に向けて名前を募集しているぞ!


 オーストラリアといえば、なんといっても、すぐに連想するのはコアラとカンガルーではないだろうか。
 それもそのはず、コアラとカンガルーは同国にしか生息していないからだ。
 そんなただでさえ珍しいコアラに希少な白い赤ちゃんが誕生!
 オーストラリアのある動物園が注目を浴びているというので紹介したい。
 しかも、白くてフワフワなコアラの赤ちゃんに命名する名前を、一般に向けて募集しているらしいぞ!

●・豪動物園で白いコアラが誕生!

 米ニュースサイト『Mashable』によると、豪クイーンズランド州のオーストラリア動物園で、世にも珍しい白いコアラが誕生!
 大きな話題を集めているコアラは、先天的にメラニン色素が欠乏して体毛が白くなったアルビノではなく、母親から受け継いだと思われる劣性遺伝子により、毛の色が薄いのではないかと見られている。

●・成長と共に通常のコアラのような毛色に!?

 その赤ちゃんを捉えた動画を見ると、確かに毛色はアルビノのように真っ白な訳ではない。
 普通のコアラに比べれば、かなり体毛の色が薄いのは間違いないが、どちらかというと所々に灰色が混じった “ごま塩” 風である。

 地元野生動物病院の獣医によると、白い赤ちゃんコアラはアルビノではないだけに、「成長するにつれ、通常のコアラのような毛色に変化する可能性がある」
と述べている。

●・一般に向けて名前を募集中!

 とはいえ、母親コアラの背中にしがみつく白いコアラは、まるでアニメや映画など架空の世界に登場する動物のようで、なんとも可愛らしい。
 現時点で、名なしの赤ちゃんコアラは一般に向けて名前を募集中で、一体どんな名前が命名されるのか気になるところだ。

 ちなみに、オーストラリア周域に生息する白いクジラは、先住民アボリジニの言葉で “白” を意味する「ミガルー」と名付けられているのだそう。
 きっとコアラの赤ちゃんも、白や色に関する名前のアイディアが多く寄せられるのではないだろうか。

参照元:Facebook @Australia.com、Mashable(英語)





***  南の島の ***


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2017年8月23日水曜日

7.6キロでリタイヤ:【サンマ紛争】

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 風もなく、湿度も低く、気温も時期的に常温、走るのはもってこいの陽気。
 初めの1kmを5分58秒でゆく。
 5kmは「30分26秒」とすこぶる順調である。

 でも7キロ過ぎに走る気力が失せてしまう。
 体調的には走って走れないことはないのであるが。
 でも走るのをやめる。
 タイムは「46分58秒」で、7.6km地点である。
 こういうこともある。

 明後日、走りなおすことにする。



【サンマ紛争】
 ネットの面白記事が’載っていた。
サーチナニュース 2017-08-23 07:12

中国人が「爆食い」を仕掛けてきた? 
日本人のサンマ愛を揺るがす「日中紛争」=中国メディア

 暦の上ではすでに夏は過ぎ去り、秋に入っている。
 収穫の季節である秋にはおいしい食べ物がたくさん出回るが、海の幸で言えばやっぱりサンマは外せない。
 しかしこのサンマ、漁獲量を巡って日本と中国が争っている状況なのだ。
 中国メディア・今日頭条は19日「サンマが引き起こした日中紛争」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の人口は中国の13分の1なのに、どうしてサンマの漁獲量は中国の5倍なのか」という疑問が出されたのに伴い、
 日本人が深く愛する秋の味覚のサンマが将来日本人の食卓から遠く離れてしまう可能性があるとした。

 そのうえで、先日行われた日本や中国など8カ国からなる北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合において、日本が提案した各国のサンマ漁獲量の割り当て案が他国の反対により決裂したと紹介。
 その割り当て案は日本の漁獲量が24万2000トンなのに対して中国大陸は4万7000トンと約5分の1に抑えられたものであると説明するとともに、
 「ひどいではないか。
 中国が人口大国だということを忘れたのか。
 全国民が到底食べられない量で、われわれが同意できる訳がないだろう」
と評した。

 記事は
   「もともとわれわれはサンマに対する食欲が大きかったわけではないが、その捕獲量はどんどん増えている。
 2003年にわが国が太平洋北西部のサンマ漁場開発に成功すると、徐々に中国大陸の市場にもサンマが流通するようになった。
 市場は十分に活況を呈しており、豊富なサンマ漁獲量は消費者そして漁師にとっていいことだ」
と論じている。

 中国人によるサンマの「爆食い」によって2000年以前は20~40万トンだった北太平洋のサンマ漁獲量は14年には62万トンに激増。
 一方で、日本の漁獲量は減少しており
 「相対的に価格が上昇し、日本人の心を打ち砕いている。
 しかも、サンマには代わりになる食材がないのだ」
と記事は伝えた。

 中国人は本当にサンマを「爆食い」するようになったのだろうか。
 中国のネットユーザーからは「サンマは焼くととてもおいしい」というコメントが出ている一方で
 「正直まずいけれど、そういうことならたくさん食べてやる」、
 「好きじゃないけど、日本がサンマを捕るなら、われわれも捕る」、
 「中国人はサンマ食べないよ。
 1年に何度か日本料理を食べに行くけど、毎回食べる訳じゃない。
 だって、おいしいと思わないもん」、
 「抗日のために明日からサンマを食べるぞ」
といった意見や感想が並ぶ。

 「まずい、おいしいと思わないのなら食うな!」
と一喝したくなる。
 サンマはそもそもたっぷり脂が乗った、魚の中では高カロリーな食材。
 「爆食い」しても胃もたれするだけだ。
 日本食料品店で安い缶詰はサバとサンマ。
 サバの味噌煮はどうも舌に合わない。
 それに比べてサンマの味噌煮はなかなか食える。
 サンマはやはり油の載ったときの焼き魚が一番おいしい。
 ここでは生のものは手に入らず冷凍ものになる。
 冷凍になると油ののりがぐうーと落ちる。
 大根おろしを添えて食べる旬の味はやはり日本でないと味わえない。
 季節ならサラリーマンの昼定食に出てくるほどのものだが。
 昨日、サンマートにいったとき買ったのがこのサンマのかば焼き。
 だいたいこの手の缶詰は酒のおつまみにする。



***  南の島の ***


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2017年8月19日土曜日

「親が子どもを教育しない社会」:「一人っ子小皇帝」社会:「過保護のカホコ」社会


 だいたい昼間はパソコンでネット回遊をしているか、図書館の日本語図書コーナーから借りてきた本を読んでいる。
 ここの図書館は日本語書籍が充実している。
 以前はクイーンズランド中の図書館を回っているのではないかと思うほどのわずかな本しかなかった。
 というのは、外国語本を管理していたのがクイーンズランドの図書館に関する機関だったからである。
 ならばというので、百冊に近い本を図書館に寄付したことがある。
 単行本と文庫本が半々ぐらいであった。
 しかしその後、GCでは独自に日本語本を購入するようになったので、その本が開架されることにはならなかった。
 もしかしたら、クイーンズランド州の田舎のフォーリンランゲージのコーナーでそれが埃を被っているかもしれない。
 まあ、いまのように情報が氾濫している社会では文字の本など不要ということになっているだろうと思われるが。

 引っ越してきた頃は日本からビデオを送ってもらっていたので2週間遅れくらいのニュースやアニメ・ドラマであった。
 阪神大震災があってこれではニュースが遅すぎるとソニーの海外短波の入るラジオを送ってもらって午後4時に放送される日本語ニュースを聞くようになった。
 その後、SBSで早朝の5時半だったか前日夜のNHKの「ニュース7」を放送するようになって、これをビデオに撮って半日遅れだが日本語映像のニュースが見られるようになった。
 いまではインターネットでほぼ欲しいものはすべてリアルタイムもどきで視聴できるようになっている。
 二十余年の流れは実に恐ろしいものである。

 ところで日本はクレーマー社会で、学校の先生はクレーマー父母に頭を悩ませているという。
 モンスターペアレントと言うらしい。
 こういうニュースを読むとまずクレームをつける前に子どもの教育くらい自分たちでマトモにやれ、といいたくなる。
 学校が悪い、社会が悪い、政治が悪いという前に、自分が一番悪いのだということを自覚しろ、と言いたくなる。
 格差どうのこうのと言う前に、自分の責任を問えと言いたくなるのだ。
 単なるネタミ・ヒガミだろう、と思ってしまうこの頃である。
 まあそんなことを言ってもしかたがない。
 世の中がそうなのだから。
 ドラマ「過保護のカホコ」が非常にウケているのが日本の今の世相なのかも。

  そんなこんなでネットを回遊していたら、日本の父母とは別のありかたで、父母教育の問題は世界にあるもののようであることが見えてきた。
 大人の子どもへの教育が曲がり角にさしかかっているのが昨今のようである。
 子どもの有り様はすべて大人の有り様の問題なのである、といっても過言ではない。
 大人の反省がないかぎり子どもの教育をどうこう言うべきではないと思ってしまうのである。


Record china配信日時:2017年8月19日(土) 11時30分
http://www.recordchina.co.jp/b187802-s0-c30.html

「韓国は子どもに残忍な社会」
海外移住した韓国人ママの一言に、韓国ネットから反論続出
「あなたのような人のせいで韓国人が非難される」

 2017年8月16日、オーストラリア・メルボルンに移住した韓国人女性が、
 「韓国は子どもに残忍な社会」と韓国の子育て事情を振り返った。
 韓国・オーマイニュースが伝えた。

 息子が3歳の頃、女性は家族で高速鉄道KTXに乗った。
 息子は父親の膝に乗り楽しげに笑っていたが、それを見た50代と思われる男性客が顔をしかめて「少しは静かにさせてくれ。騒ぎ過ぎだ」と怒り出したそうだ。
 しかし男性は、すぐ前の席の女性が携帯で長電話をするのには何も言わなかった。

 また息子を連れ百貨店に行った時のこと。
 ごみ箱のふたがキラキラ光りクルっと回る様子に興味を持った息子がごみ箱をのぞくのを見守っていたところ、清掃員の女性が「子どもがごみ箱を触っているのに母親は何をしているのか」と大げさに突っ掛かってきた。

 他にも、
 「子どもが階段をはっていたら危ない」
 「自転車の上でフラフラしていたら転ぶ」
など、外に出れば周囲からの干渉が絶えない。
 「母親というものは恐ろしい職業だ」
と感じた女性は、常に小言のない場所を求めて歩くようになったという。

 一方、移住先のメルボルンでは、列車内にもファミリー客が多く、子どもがワイワイ騒ぎ、駄々をこねる赤ちゃんもいたが、誰も「子どもたちを静かにさせて」と小言を言う人はいない。
 女性は海外に出てようやく、「韓国は子どもたちに残忍な社会だったんだな」と感じたそうだ。

 やはりメルボルンに来て3年になるという別の韓国人ママは、
 「韓国の習慣が身に付いている自分にイライラする」ことがあるそうだ。
 「韓国では子どもが息をするだけでも周りの顔色をうかがわなければならないから、
 とにかく一番先に子どもを何とかしようと」してしまうのだ。
 2人の息子を持つこの女性は、今日も
 「自分の口癖になった小言のせいで、息子が周りの顔色をうかがっている」
と嘆いている。

 しかしこうした韓国人ママの吐露に同調するネットユーザーは少ない。
 コメント欄には、
 「まるで韓国だけが子どもに厳しいみたい。
 顔色をうかがうというより、公共の場で周りに配慮して静かにさせることを教えることが正しい教育」
 「フランスに行ってみたら?
 子どもたちはみんな公衆道徳教育を徹底して受けているよ」
など反論が続出している。

 また海外在住というユーザーからも
 「韓国で育ってから移民してきた子どもはなってない。
 あなたのような人のせいで韓国人が非難される」
 「欧米では1歳を過ぎると公共の場での礼儀や食事のマナーなどを厳しく教えるよ」
と異議を唱える声が相次いでいる。

 さらに韓国社会について
 「『子どもに残忍な社会』ではなく、『親が子どもを教育しない社会』でしょ」
と指摘するユーザーも見られた。



サーチナニュース 2017-08-19 15:12
http://news.searchina.net/id/1642249?page=1

日本の子どもの「微笑ましい光景」を見て、
中国の将来に危機感を抱いた理由=中国報道

 長く続いた一人っ子政策の影響か、中国の子どもたちの多くは甘やかされて育ったと言われている。
 両親と双方の祖父母という6人の愛情を一身に受けて育った子はわがままに育ち、
 男の子は「小皇帝」、女の子は「小皇后」または「小公主」
と揶揄される。

 子が望むものはすべてを与えるなど、親による過保護が一般化し、その結果として中国では
 自主性の欠ける子、
 自己中心的でわがままな子、
 思いやりのない子
が増えてしまったと言われている。
 中国メディアの今日頭条は12日、子どもの自主性を尊重する日本の教育を称賛する記事を掲載し、中国と日本の子どもに対する教育の違いについて考察している。

 記事が紹介しているのは、日本の子どもが売店で清涼飲料のラムネを購入する際のエピソードだ。
 日本を訪れた中国人の手記として、「日本人の父親は子どもがラムネを購入する様子を見守っていた」と紹介。
 中国人にとってはこの光景が「好奇心をそそられる光景」だったという。
 なぜなら、中国であれば大人が子どもにラムネを買い与えるのが一般的で、子ども自らが購入するというのは少ないからだ。

 記事は、子どもの力でガラス玉を押してラムネを開栓するのは困難であるため、店員と父親が「手助け」している微笑ましい様子を伝えている。
 この光景について「父親と店員の間に暗黙の了解が成立していて、ラムネを開けて飲むための動作を子ども自身に体験させていた」とし、
 日本では子どものために大人が何でもしてあげるということはないとし、それゆえに「子どもの自立心が養われている」と紹介した。

 逆に中国では、
 「時に病的とも思えるほど、子どもは過保護に育てられていて、
 学校と保護者の関係もサービスを提供する側と消費者のような関係になっている」
と指摘。
 子どもたちはいわば
 「無菌室の中で育てられたパンダのようで、子どもたちは体験や訓練、そして挫折といった成長に必要な機会がすべて奪われている」
と論じた。

 記事は、日本の子どもが自分でラムネを買い、手助けがあると言えども自分の力でラムネを開けて飲もうとしていた光景から、
 「日本の教育理念を深く理解すると同時に、中国の子どもたちの状況が可哀想に思え、中国社会の将来の対する不安も感じてしまった」
と伝えている。
 子どもを大事に育てることは大切だが、それは決して過保護にすべきだということではない。
 困難や挫折を含め、子どもは体験を通じて成長するものだ。貴重な体験を奪われてしまっている中国の子どもたちは確かに可哀想だと言える。

2017年8月17日木曜日

16km走:1時間41分37秒 、「虹の端っこ」ってみたことある?

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● 日の出とともに走り始める

 今週に入って気温が上がっている。
 今日の予報は最低気温16度とある。
 冬は終わったようだ。
 ということはもう1時間36分、37分台で走るのは無理になってきているということになる。
 新しい目標として100分(1時間40分)を立てるが、これも9月いっぱいまでであろう。
 
 日の出とともに走り始める。
 写真では周囲は暗く映っているが、これは太陽を写したときに起こる自動絞りの現象で周囲はほぼ昼間と同じくらいに明るい。
 初めの1キロはほぼ6分。
 このまま行ったら5kmで30分となるが、じわじわと落ちてくる。
 よって31分少々、ということはこの4kmはキロ6分15秒になる。
 31分で5kmを走れただけでもめっけものかもしれない。

 5kmから10kmまでの5kmはキロ6分30秒の32分半。
 ということは1時間42分=102分かかることになる。
 いつもなら13kmくらいから、残り3キロだから行けるだろうという予測で無理に足を使うが、今日は10kmを過ぎてから何とかスピードアップした。
 でも思ったほどにはタイムは上がらない。
 この5kmをキロ6分18秒で、トータル1時間35分12秒ということになった。

 そして16kmは「1時間41分37秒」で、目標の1時間40分をはるかにオーバーしてしまう。
 キロ6分21秒である。
 前回と比べて、遅れること4分20秒。
 そういう季節に入ってきているということであろう。

【 8月17日 16km 1時間42分37秒 キロ6分21秒
1km     5:57
5km    31:07      31:07
10km    32:35    1:03:42
15km    31:30    1:35:12
16km     6:25     1:41:37

【 8月09日 16km 1時間37分15秒 キロ6分05秒
1km     5:52
5km    29:58      29:58
10km    30:55    1:00:53
15km    30:37    1:31:30
16km     5:45     1:37:15





==虹の端っこ==
 話は全く違うのだが。
 「虹の端っこ」
ってみたことはない。
 それがネットに載っていたのでつい。
 【超貴重】
だそうである。
 確かに、私も初めてみた。


ロケットニュース24 2017/08/18
http://rocketnews24.com/2017/08/18/942385/

【超貴重】「虹の端っこ」が激撮される

  雨上がりの際などに、突然その姿を現す虹(にじ)。
 様々な条件が重なったときにだけお目にかかれるレアな気象現象だが、
 あなたは虹の先端部分、つまり “虹の端っこ” を目撃したことがあるだろうか?

 単体の虹だけでも滅多に遭遇しないのに、“虹の端っこ” とくればレア中のレアだと断言できるが、今回はあるTwitterユーザーが激撮した超貴重画像をご覧いただきたい。

■Twitterユーザー「ut*」さんが撮影

 虹の端っこをカメラに収めたのは、Twitterユーザー「ut*(@utstar_)さんである。
 2017年8月17日、ut*さんは虹の端っこを偶然目撃。
 撮影しTwitterに投稿したところ、約1日で1万9000以上リツイートされるなど、大きな話題を呼んでいるのだ。

 撮影された “虹の端っこ” は道路にぶつかっており、虹のスタート地点、つまり正真正銘の “虹の端っこ” であることが見て取れる。
 おそらく、多くの方が初めて目にする神秘的な写真でといえるだろう。

 この画像を見たTwitterユーザーからは、
 「初めて見ました」
 「癒される」
 「アメリカでは虹の端っこにお宝が埋まってるって信じられてるよ」
……などと様々な声が挙がっている。

 きっと、今後も滅多に目にすることはないであろう今回の貴重な画像。
 実に神秘的で、おとぎ話の世界のような美しい写真である。ぜひこの機会にご覧いただきたい。

参照元:Twitter @utstar_
Photo:ut* , used with permission.
執筆:P.K.サンジュン

▼こちらがut*さんの投稿。一生に一度、あるかないかの貴重な体験だ。






***  南の島の ***


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2017年8月13日日曜日

世界陸上2017 男子4×100mリレー決勝:日本銅メダル

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●世界陸上2017 男子4×100mリレー決勝
2017/08/12 に公開
日本 9レーン 多田ー飯塚ー桐生ー藤光



8/13(日) 11:31配信 THE ANSWER ジ・アンサー編集部
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170813-00010004-theanswer-spo

“代役”アンカー・藤光謙司「6人で取ったメダル」 
31歳の力走にファンも「感動」

 400mリレー決勝、アンカー力走で“陰の男”に脚光
…ファン反響「本当に感動でした!!」

 陸上の世界選手権(ロンドン)は12日、男子400メートルリレー決勝が行われ、38秒04の3位(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)に入り、大会史上初の表彰台となる銅メダルを獲得した。
 決勝で急きょ、アンカーに起用された31歳のベテラン藤光が力走。
 ファンから
 「いきなりのあの大舞台での銅メダル!!本当に感動でした!!」
と感動と称賛の声が上がり、“影の男”が一躍脚光を浴びている。

【画像】客席のサニブラウン、ケンブリッジとともに笑顔…藤光がツイッターで紹介した「6人で取ったメダル」の笑顔の記念写真


魂の走りだった。
 藤光は3走の桐生から完璧な受け渡しでバトンを持つと、故障で失速したジャマイカのウサイン・ボルトを尻目に疾走。
 見事、3番手でゴールに飛び込んだ。

 予選ではケンブリッジ飛鳥が走ったが、大一番で緊急抜擢。
 今大会はリレーの補欠メンバーで個人種目の出場はなかったが、気持ちを切らすことなく調整。
 見事に歴史的なメダル獲得に貢献した。

 レース後、藤光はツイッターを更新し、走り終えた直後に日の丸を掲げる3人の決勝メンバー、出場できなかったサニブラウン、ケンブリッジを加えた6人の笑顔の写真を掲載した。

 「昨年は支える側、今年は走る側。
 両方経験して改めて6人で取ったメダルなんだなと実感しました」
とつづり、
 「ここに立てたのも色んな方々の支えがあったからこそです。
 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」
とファンに感謝した。

 これを受け、ファンからも
 「藤光さんがいたから日本の4継は成り立っているのだと思います」
 「いきなりのあの大舞台での銅メダル!!本当に感動でした!!」
 「藤光さんの今日の走りは今まで積み上げてきたものが全て出ていたような走りでした」
と感動と称賛の声が続々と投げかけられていた。

 若手が次々と台頭し、陰に隠れていた31歳のベテラン。
 しかし、大舞台でもたゆまぬ努力が実を結び、最高の輝きを放った。




***  南の島の ***


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寛平、68歳の超人:「RUN FORWARD KANPEI みちのくマラソン」

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寛平といえば「アースマラソン」だろう。
確か1日遅れかなんかで遠く海外から中継されるインターネットをあきずに観ていた。
途中、ガン治療のためにアメリカに渡ったとき、これでもう完走はダメだろうと思ったが復活してきた。
すごいもんだ! と感激した。
今年も東日本震災でダーメージを受けた地域の復興支援のために走るという。
 

8/13(日) 7:00配信 サンケイスポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170813-00000027-sanspo-ent

寛平、840キロ復興ラン号砲!
帰還困難区域を視察「ショックやわ」

 タレント、間寛平(68)が12日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県を縦走する「みちのくマラソン」をスタートさせた。
 6年連続開催の今年は、4月に東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除されたばかりの福島・富岡町から出発。
 4月に左鎖骨や肋骨9本を骨折してから初のマラソンだが、被災地に笑顔を届けるために帰ってきた寛平は「今年も走ります!!」と声を張り上げた。

 道沿いにある無数の店は無残な状態で残されている。
 東北地方を襲った東日本大震災から6年。
 原発事故による避難指示が解除されたばかりの福島・富岡町に、寛平が笑顔の花を咲かせた。

 「皆さんを元気に、勇気づけるために、840キロ頑張ります!!」

 寛平は、応援にかけつけた約100人の住民から熱烈な歓迎を受けながら登場。
 震災前には1万5000人が暮らしていた富岡町だが、現在戻ってきた住民は、わずか1割。
 現実を知った寛平は「もっと帰って来られるようにア~メマ!!」と自身のギャグを飛ばし、被災者にエールを送った。

 福島、宮城、岩手の3県を芸人ら約40人や住民と駅伝方式でつなぐ
 RUN FORWARD KANPEIみちのくマラソン」
2012年、復興支援を目的にスタート
 今年は24日に岩手・宮古市にゴールするまで、過去最長の約840キロを走る。

 寛平が走り抜けた富岡町はライフラインが整い、来年4月に学校が開校される予定だが、まだ一部が帰還困難区域になっているなど復興には時間がかかっている。

 1995年の阪神淡路大震災を経験した寛平は、走った感想を求められ「歩道は草木が伸び放題やった」と神妙な面持ち。
 同町の帰還困難区域も車で視察し、「ショックやわ。同じ日本なのに…」と絶句した。

 4月に木から転落し、左鎖骨や肋骨9本を骨折する重傷を負ってから初めてのマラソン。
 「骨はくっついていない」と満身創痍(そうい)の体だが、「東北の復興はまだまだ。みんなのちょっとの笑顔がうれしい」と復興を願い、この日は約60キロの道のりを走破した。

 これから約2週間、毎日走りながら各地の仮設住宅を訪れ、イベントを行う予定。
 日本中が悲しみに包まれたあの日を忘れさせないために、68歳の超人は走り続ける。




間寛平 東日本大震災の被災地激励マラソンスタート…東北3県をたすきでつなぐ 【NDT JAPAN】
2017/08/12 に公開 視聴回数 1 回



河北新報 ONLINE NEWS 2017年08月12日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201708/2017081201001368.html

間寛平さん、復興マラソン出走 避難解除の福島・富岡町から

●「みちのくマラソン」で、住民らとハイタッチしながら出発する間寛平さん(右)=12日、福島県富岡町

 東日本大震災からの復興を願い、タレントの間寛平さん(68)らが12日、福島、宮城、岩手3県を駅伝方式でつなぐ「みちのくマラソン」を始めた。
 第1走者の寛平さんは、東京電力福島第1原発事故の避難指示が4月に一部で解除された福島県富岡町で「(被災地に)勇気と元気をつけるために来ました」と宣言し、出発した。
 4月末、兵庫県内で木登り中に落下して折れた肋骨は「まだくっついてない」と明かし周囲を驚かせながらも、笑顔で住民らとハイタッチしていた。
 マラソンは2012年に始まり、今年で6回目。お笑いのネタを披露しながら、24日に岩手県宮古市でゴールを迎える。



サーチナニュース 2017-10-13 05:12
http://news.searchina.net/id/1645756?page=1

身体能力をカバーする精神力の強さ
・・・日本のマラソン選手が凄すぎて背中すら見えない=中国報道

 中国は卓球やバスケットボールといった競技では世界的にも強いのだが、マラソンでは目立った成績を収めることができておらず、「強い」とは言えないのが現状だ。
 近年の中国では健康志向の高まりを受け、市民ランナーも増えているだけに、自国のマラソン競技の弱さが気になる人がいるようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国には世界に通用するマラソンランナーがいないことを指摘する一方、日本には豊富な人材が数多くいることを強調し、なぜ中国人は日本人に追いつけないのかと疑問を投げかけている。

 記事は、9月に行われたベルリンマラソンで設楽悠太選手(ホンダ)が2時間9分3秒の成績で6位に入賞したことを指摘する一方、2時間30分以内で完走した中国人選手は1人もいなかったと指摘。
 中国人選手はマラソン界で圧倒的な強さを誇るケニアの選手はおろか、日本人選手の背中すら見えないのが現実であると指摘した。

 続けて、中国人がマラソン競技で日本人に敵わない理由は「日本にマラソン文化が深く根付いているため」であるとし、たとえば箱根駅伝は毎年高視聴率を記録していることを指摘したほか、市民ランナーの数も多く、日本各地で大小様々なマラソンの大会が行われていることを指摘した。

 さらに、日本は走り方の研究といったトレーニングのイノベーションにも力を入れているとしたほか、日本人の「意志の強さ」もマラソンにおいては非常に重要であるとし、日本人は意志の強さや精神力の強さでアフリカ系選手に比べて劣る身体能力をカバーしていると主張。
 日本人は
 「才能は有限であっても、努力は無限の可能性をもたらす」
と信じていて、努力を継続できると指摘、これが日本のマラソンが強い理由だと考察している。



***  南の島の ***


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2017年8月12日土曜日

「1日1万歩で健康」は間違い !?:運動をすれば健康になれるわけではない

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 まあいろいろと下の記事のように能書きがある。
 これにあわせると、あまり健康的でない運動をしているように思えてくる。
 
 例えば朝方は走ってはいけない、というのがある。
 夜にコップ1杯ほどの水分が体内から放出されるために、血液がドロドロになっていて、その状態で走るのは危険である、というものがある。
 もちろん若い人はそれを超えられるだけのパワーがあるから問題ないが、老人はドロドロ血液の状態で走るべきではない、という。
 よって走るのは血液がさらさらな夕方がいいらしい。
 あるいは、走ったあとはお酒は飲んではいけない、とも言う。
 わかるように思えるが、私は走ったあと「気付けのお酒」として飲んでいる。
 ちなみに日にどのくらいの酒量かというと、1週間で3リッターほど。
 つまり一日500mlとなり、一合徳利なら3本ほどが日々の酒量になる。
 食事はというと朝食は摂らないので、昼食と夕食の二食である。
 昼はウドンかラーメンでいわゆる麺類である。
 夜はおかずだけ。
 よって炭水化物はこの麺のみ。
 お米はほとんど食べない。
 ただ、ときどき近くのスシトレインへいくので、この時はお米になる。
 歩くときはテレンコテレンコ歩く。
 歩くこと自体を楽しむようにしているのででれでれである。
 そのほかいろいろあるが、つまりあまり健康には留意していない。
 というより、16km走れて健康がどうのこうのという方がおかしいと思っている。
 16km走れれば、もうそれだけで健康であろう。
 そしてこの健康状態で死ねたら万々歳になる。
 ちなみに『死ぬ気まんまん』なのであるが、あまりに健康的でありすぎて死ねそうにない。
 でもある日突然ということもある。
 いつ死んでもいいようにしておかねばいけない。
 70歳代というのは人生にとっては『死に時』なのである。
 80歳代は『生きてて迷惑世代』である。
 そのことを心に沁みさせておかねばいけない。
 人様に迷惑をかけてはいけない。
 それが子どもであってもである。
 

AERAdot.  2017.8.12
http://diamond.jp/articles/-/138183

「1日1万歩で健康」は間違い!?
意外と知らない正しいウォーキングを専門家が解説

 ウォーキング=健康という考え方が一般的。
  でも「歩数を増やしても疲れるだけ」「歩いているのに病気になった」など、その効果について、疑問を抱いている人もいる。
 正しいウォーキングを実践するには適度な「強度」が大切だ。 
 週刊朝日MOOK「家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017」では、最新研究で認知症予防に効果があるとわかった方法を紹介する。

 健康寿命を延ばすためにウォーキングを日課にしている人も少なくありません。
 ただし……。
 「誤った認識でウォーキングをおこなうと、かえって病気になったという人を大勢見てきました」
 と、警鐘を鳴らすのは東京都健康長寿医療センター研究所の運動科学研究室長・青栁幸利さんです。
 「まず、毎日1万歩以上歩いてさえいれば健康を維持できるという固定概念を改めましょう」
 青栁さんは、群馬県中之条町に住む65歳以上の高齢者5千人を対象に、日常の身体活動(歩き)と病気予防の関係について大規模な調査研究を実施。
 15年以上続けておこなわれている「中之条研究」から、単に歩く(歩数)だけでは十分ではなく、歩く質(運動の強度)も重要である、ということがわかりました。
 なかでも中くらいの強度(中強度)がもっとも効果的だとか。
 「1日平均の歩数と中強度の活動時間のバランスで、さまざまな病気にかかる割合が低くなることが説明できるようになったのです」(青栁さん)

■歩数と時間でみる病気の予防ライン

 そもそも運動強度とはエネルギー消費量の少ないほうから「低強度」「中強度」「高強度」の三つに分類されます。
 「低強度」は軽い家事やゆっくりとした散歩、
 「中強度」は速歩きのウォーキング、やや重い家事や山歩きなど、
 「高強度」はジョギングやテニス、水泳など
に相当する運動です。
 青栁さんの研究では、適度な歩数で、そのなかに速歩き(中強度)の時間が含まれていれば、多くの病気を予防できることが明らかになりました。


 図は、研究データから導き出された「1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準」をグラフ化したものです。
 歩数と、そのうち速歩きをした時間と、病気の予防ラインとを示しています。

★.認知症は、歩数が5千歩以上、そのうち速歩き(中強度)の時間が7.5分以上だと、発症者がいなかったという結果を表しています。
 この7.5分は、継続しても、断続的におこなって合計時間で換算してもよいのだそうです。
 同様に、
★.骨粗鬆症やがんは7千歩で15分以上、
★.高血圧や糖尿病は8千歩以上
が予防ラインになります。
 ここでひとつ疑問が湧きます。
 やっぱり、たくさん歩きさえすれば万病に効果があるのでは、と。
 青栁さんは話します。
「いいえ。
 運動のしすぎは逆に免疫力を低下させ病気になりやすくなりますし、強すぎる運動は活性酸素を増やし、からだの老化を早めるといわれています。
 しかもたくさん歩いても健康効果は頭打ちで、例えば1日平均1万2千歩、中強度40分以上を続けたとしても、8千歩、中強度20分の人と健康効果が変わらないことが研究で明らかになっています」
 歩きすぎは慢性疲労につながり、ケガや病気の原因にも。適度な歩数と運動強度のバランスを整えることが重要なのです。

●活動量計とは?


●家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017(週刊朝日ムック)
朝日新聞出版
定価:980円(税込)

■年齢と体力で異なる強度
自分に合った中強度を知ろう

 ただ、注意点もあるそうです。
 「運動強度とはその人の体力や年齢で変わります。
 同じ歩数と速度でも20代では低強度、50代では高強度となりうるのです」
 大切なのは自分にとっての中強度を知ることだといいます。
 「ほとんどの年代、特に中高年以降の年代の人にとって“なんとか会話ができる程度の速歩き”が、その人の中強度の目安です」
 こうした個人差のある身体活動をわかりやすく管理するために、青栁さんは活動量計の活用を推奨しています。

「歩数や運動強度、消費カロリーなど、その人の1日の生活の活動すべてを測るので、より効果的な健康づくりの指針となります」

 ウォーキングは、年齢がいくつでも始めるのに遅くはないという青栁さん。
まずは、一歩踏み出してみませんか。

(取材・文/内山賢一)



東洋経済オンライン 2017年08月12日
http://toyokeizai.net/articles/-/183630

運動で健康になると信じる人の大いなる誤解
特定の競技だけでは身体に偏りが出てしまう

 先進医療が進むアメリカでも最新のリサーチが現場に定着するまでには17年かかる。
 拙著『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』でもいくつかに紹介しているが、日本にはその後に入ってくることを考えれば、われわれ日本人が当たり前に思っている健康常識も世界から見れば間違っていることもある。

 腰や背中を痛めたときに医者から「筋力をつけなさい」と指導されることは多い。
 何もしていないのに「突然、首や腰が痛くなった」「疲れやすくなった」という人は、年齢が原因だと考える。
 たしかに、年齢とともに筋肉量や筋肉につながる神経量は落ちる。
 すると、筋肉の中にあるグリコーゲンの量が少なくなってパワーが出なくなる。
 血液循環も悪くなり、細胞の回復も遅くなる。
 いわゆる老化現象だ。

 しかし、加齢によって不調が起こるわけではない。
 元々悪くなっていた部分の自己治癒が追いつかず、疲れやすさや痛みとなって表れるのだ。

 そもそも人間は、まっすぐに立つだけでもポステリアチェーンというカラダの後ろ側の筋肉をフルに使用している。
 「何もしていないのにすぐ疲れる」のは当然で、日常生活の動作で軟部組織(筋肉・靭帯)のマイナーテア、すなわち細かい筋線維の故障、破れを頻繁に起こしているのだ。
 目に見える損傷はなくても、組織レベルでは硬く動きにくくなっている。
 普段どおりの生活を送っていても、私たちは思っている以上にカラダを酷使している。
 そこで回復スピードが追いつかず、壊れるとケガになる。

 疲労回復のためにマッサージへ行ったり、休んだりすることで「疲れがとれた」というのは、ラクになっただけで、疲れないカラダになったわけではない。
 入浴すれば血行が促進されるので、すっきりした気分になる。
 疲れもなくなったように思えるものの、来週また元気に働けるカラダになったわけではないのと同じだ。
 大切なのは、カラダのキャパシティ(機能運動性)を増やすことで、これはアメリカのプロスポーツ現場では当たり前に取り入れられている。

■いきなりジムに飛び込んではいけない

 ジムのマシンは筋肉を部分的にトレーニングするコンセプトでつくられていて、比較的簡単に使えるものの、健康体になるために全身の機能運動性をトレーニングするのには極めて不向きな方法だ。
 人間の能力は狙ったとおりにしか向上しない。
 たとえばバランスボールの上に乗ってバランス感覚を鍛えたものが、日常生活で役立つかといえば、何もしない人よりはまし程度のものでしかない。
 大玉の上でジャグリングするサーカス団員には有効なトレーニングかもしれない。
 ただ、不安定な場所でバランスが求められる場面は日常ではほとんどない。
 地面に立って、バーベルを担いだほうが筋力を高めるにはよほど効果的だ。

 トレーニングはすべて目的をもって行ったほうがよく、きつい、負荷を高めれば効くわけではない。
 単なる「運動」ではなくしっかりと目的を定めた「トレーニング」が必要だ。
 寝たきりになりたくないと、週に何度もプールへ行って泳いでいる人もたくさんいる。
 たしかに水泳は負荷も軽く、骨にインパクトを与えないのでケガをしにくい運動だ
 ところが、骨密度を維持できないどころか減らす可能性がある。
 寝たきり予防のために、一生懸命水泳していたものの、骨密度は一向に上がらないので骨粗しょう症になり、転倒して骨折したら入院生活でさらに骨密度が減るという悪循環に陥ってしまう可能性がある。
 骨量は30歳をピークに年を重ねると減るばかりだ。
 それまでにいかに食生活や運動(負荷のかかるウエイトトレーニングなど)で骨密度の貯金がつくれるかが勝負だ。

 ウルフの法則(Wolff’s law)といって、骨も筋肉同様に負荷を与えることで鍛えられていく。
 宇宙飛行士は筋力を維持するために、毎日かなりの量のトレーニングをするという話は聞いたことがあるだろう。
 骨も同様に重力を感じない水の中で運動をしてもまったく鍛えられない。
 骨密度を維持するためには、
 食事(カルシウムとビタミンDの摂取)、
 負荷をかけたトレーニング、
 日光に当たること
が大切で、人によってはサプリメントを活用してもいいだろう。

■1カ月で5キログラム痩せた人は不幸

 「1カ月で5キロ痩せた!」といった類のダイエット商品の広告を目にするたびに同情してしまう。
 減量したければ、水も食事もとらずに激しい運動をすればいい。
 どんどん不健康に体重は減っていくだろう。
 フルマラソンを走るとおよそ2500キロカロリー消費する。
 運動カロリーがすべて脂肪燃焼されることはありえない。
 しかし、仮にそのすべてが脂肪燃焼に使われたとしても約350グラムだ。
 もし体重50キログラムの人が1カ月で5キログラムのダイエットをしたとすれば、脂肪を燃焼させたというより脱水症状を起こし、筋肉量を低下させてしまったといえる。
 基礎代謝が落ちるので、太りやすいカラダになっているため、リバウンドを繰り返す。

 ダイエットは今も昔もベースカロリー(1日に必要なカロリー)が基本の考え方で、毎日アイスクリームだけを食べていても、
 消費カロリーが摂取カロリーを上回っていれば自然と痩せていく。
 日本人はご飯3食の、炭水化物の摂取が多い食生活のため、とくに近年では糖質制限とランニングを組み合わせて、ダイエットに励んでいる人がいる。
 筋肉の回復に必要なたんぱく質や炭水化物が不足した状態で運動をすれば故障しやすくなる。

 マクロビオティックやベジタリアン志向の人も健康だというイメージがあるかもしれない。
 ところが、野菜中心の食生活でたんぱく質が足りずにケガを起こす人は後を絶たない。
 ダイエットをしようとする人は、体重よりも筋肉量や体脂肪率を意識してほしい。
 栄養バランスのよい食事をしっかりと摂って、筋力トレーニングをすれば、体重は増えるものの見た目に引き締まったいいカラダになれる。

 整体院に行くと、カラダをバキバキと鳴らされるので、ズレていた元の位置に戻してもらったと誤解している人も多い。
 もし骨がズレていれば、医学的には亜脱臼や脱臼だ。
 骨からボキボキ音が鳴っていたなら骨折を意味する。
 矯正といっても骨の位置を正しているのではなく、関節の動きを出しているのだ。
 音の正体は関節や軟部組織だ。
 骨盤矯正や小顔矯正というのも解剖学的に見れば、軟部組織の過緊張を取り除き、低下している関節の動きを手技によって出しているといえる。
 骨盤はカラダでもっとも硬い靭帯でつながっていて、簡単にはズレない、頭蓋や顔の骨も動くことはほとんどない。

 もちろん、見た目には姿勢がよくなる、痛みがなくなるといった現象が起こる。
 背骨や骨盤のまわりにはたくさんの神経、筋肉が存在するので、それらがストレッチされることで姿勢がよくなったり、痛みも緩和されたりする。
 そもそも背骨が曲がっていない人などこの世にいない。
 左右対称ではない臓器を支える背骨がまっすぐであることに無理がある。
 背骨の10度以下のカーブは正常で、骨が異常な位置に飛び出しているわけでも、痛みの原因でもない。

■運動をすれば健康になれるわけではない

 昔はどんな競技でも万能の理想体型があるといわれていた。
 現代は競技種目に合ったカラダがはっきりしている。
 水泳ならトップクラスは皆、身長が高く手足の長い選手がそろっている。
 サーフィンのロングボードとショートボードの違いで、長くなればなるほど推進力が上がるからだ。
 ボクサーは腕(リーチ)が長く、アメリカンフットボールやサッカーなど、利き足で頻繁にキックする競技の選手は股関節の進展、屈曲に必ずといっていいほど左右差が出る。

 スポーツをすれば健康体になれるわけではなく、特定の競技だけではカラダに偏りが出てしまう。
 この偏りはケガにつながることも多く、生涯元気に旅行へ行きたい、毎日快適に不調を感じずに働きたい、カラダのあちこちが痛くならないようになりたいのであれば、機能性を高めるために、自分の体重を使っておこなうトレーニングを少しずつ始めれば十分だ。


40代・50代からの健康寿命を考える  2017/09/28 井手ゆきえ [医学ライター]
http://diamond.jp/articles/-/143612

新ダイエット法「1日1~2食で夜は絶食」
米医科大の研究より

 現代人の「趣味」になった感があるダイエット。
 ダイエット法の新説、奇説が毎日生まれては消えている。
 先日、新しい方法がもう一つ加わった。

 米ロマ・リンダ医科大学のチームによる食習慣と体格指数(BMI)に関する大規模・長期調査によると、キーは食事の回数と食べる時間帯らしい。

 調査は米国とカナダ在住の5万人以上(平均年齢58歳、男女比は3:7)を、平均7.42年間追跡して行われた。
 参加者は登録時に病歴や食習慣のほか、学歴、年間所得など肥満と関連する社会的要因についての質問に答えている。

 7年間にわたる追跡調査の結果、研究チームはBMIの低下と関連する要因を見つけ出した。

 すなわち、
(1):1日に1食または2食しか食べない、
(2):夜間~次の日の朝まで最大18時間は絶食する、
(3):朝食を抜かない、
(4):夕食ではなく、朝食または昼食が1日のうちで最もたくさん食べる食事である、
の四つだ。

 特に(4)に関しては、夕食で1日のカロリーの大半を摂る人より有意にBMIが減少している。

 よくダイエット談議で
 「昼を軽くすませるか」「夕食を抜くか」が議論になるが、
どうやら午前中~午後の早いうちにたっぷりカロリーを摂り、それ以降は絶食、というスケジュールが良いらしい。

 研究者によると、食事パターンに限らず中高年期の体重増加は免れないが「1日の早い時間にカロリーを摂取する人は、60歳以前の体重増がより少ない範囲にとどまり、60歳以降も順調に体重が減った」そうだ。

 この研究から導き出される肥満を避けるための
★:「健康的な食習慣」は、
 朝食後5~6時間空けて昼食を食べ、
 その後の18~19時間は絶食する
というもの。
 もちろん間食はご法度だ。

 食欲亢進ホルモン「グレリン」の分泌量のピークは午後2~3時。
 その前にカロリーを摂れば、過剰な食欲は治まるようだ。
 また、辛そうな夜間の絶食も実行してみると案外、慣れるものである。

 短期間の断食とリバウンドを繰り返すよりも、日々の習慣化を目指そう──。
 できる範囲で。

 ちなみに言うと、私の食事法は
1]:朝食は食べない
   なぜなら、一般動物は朝起きてすぐには食事を摂らない。
   というのは食事がないからである。
   しばらくぐずぐずと身繕いしてから、おもむろに狩りに出かける
   狩りは身体を極限まで動かし、エネルギーを消費する。
   そして得た獲物を食することになる。
   よって、寝起きにへたくさ食べるのは生態的に不健康である。
   食べる前にはまずエネルギー消費をしておかねばならない。
2]:よって、一日二食になり、夜の9時から翌朝の12時までの15時間は食事をとらない、という形になる。
 どうも、最新のダイエット法とは大きく異なるようである。
 まあ私の場合はダイエットをしているわけではないので、違いがあるのかもしれない。
 


***  南の島の ***


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2017年8月9日水曜日

16km走:1時間37分15秒 非常に走りやすい気候だった

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● 帽子を忘れてしまった

体調がいまいちよくなかったので今日はそこそこに走れればいいと思っていた。
 「そこそこ」とはどういうことをいうのこというと、まあそこそこなのであろう。
 抽象的に言うと体調にあわせてその最大限の走りということであろうか。
 よってタイムは走ってみないとわからない。
 
 風はなく気温も低い。
 この気候は絶好のランニング日和である。
 汗もほとんどかかない。
 いかれるだけ行こうと思っていたので1キロは6分を切ることになった。
 5kmは30分をぎりぎり切っている。

 5kmをすぎると落ち始める。
 8kmあたりから左足の土踏まずの上部分あたりが痛くなる。
 いつものことだが10km手前になると身体になんらかの症状が出てくる。
 しかし、これらは通常しばらくすると収まってしまうものである。
 走りに体が慣れてくるからである。
 護岸歩道の内海沿いに出ると朝陽が海面にあたって横なぐりに眼に入ってくる。
 今日は帽子を忘れてしまった。
 まぶしい。
 冬場だからいいが夏場だったらとてもきつくなるだろう。
 帽子は確認しておかないといけない。
 10kmは前回より1分遅れ。
 こんなものであろう。
 
 10kmを過ぎるとさらにドンドン落ちていく。
 いつものことだ。
 キロで6分20秒くらいになる。
 またいつものように13kmくらいから踏ん張ってスピードを上げる。
 残り3kmなら何とかなると思えるからだ。
 15kmを1時間31分30秒というのはキロ6分06秒である。
 体調不安の中ではいいタイムである。

 驚いたのはラストの1kmである。
 ここは1kmより若干長いので、キロ6分走なら6分12秒から13秒くらいはかかると思う。
 ところが、5分45秒というタイムである。
 確かに順調には走れたがかくもいいタイムであるわけがない。
 計測を間違えたかと思った。
 でも途中でボタンの押し間違えのミスなど記憶にない。
 ということはやはり、このタイムで走ったということになる。
 少々信じられないのだが。
 でも、納得するしかあるまい。

 トータルでは前回から遅れること1分でよく走れたと思う。
 というより、気候のせいだろう。
 足もよく動いたし、体のキレもよかったし、スタミナ切れの心配はまったくなかった。
 汗もかかず、実に気持ちよく走れたと思う。
 体調不安はウソみたいである。



【 8月09日 16km 1時間37分15秒 キロ6分05秒
1km     5:52
5km    29:58      29:58
10km    30:55    1:00:53
15km    30:37    1:31:30
16km     5:45     1:37:15

【 8月02日 16km 1時間36分16秒 キロ6分01秒
1km     6:01
5km    29:57      29:57
10km    29:52      59:49
15km    30:19    1:30:08
16km     6:08     1:36:16




***  南の島の ***


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2017年8月7日月曜日

川内優輝:ロンドン世界陸上マラソン9位

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● ロンドン世界陸上マラソン 9位でゴールする川内優輝

 ひと月前のゴールドコーストマラソンで2時間09分台で3位に入った川内優輝。
 GCマラソンに関係する日本人にとっては彼はゴールドコーストマラソンの顔でもある。
 大きな大会はこれが最後というレースがロンドン世界陸上。
 残念だが8位入賞にはならなかった。
 3秒遅れの9位という。
 それでも日本人最高位置。
 これで少々心の残りを置いて第一線を退くことになる。
 世代交代の波が押し寄せてきており2年後の2020年は選手層が様変わりしているだろう。
 ボストンマラソン3位の大迫傑がそのトップを走っている。
 それを追う若手も育ってきている。
 青山学院旋風がランニング界の目標を駅伝からマラソンへと変質させてきている。
 駅伝はゲーム、マラソンが本番というこののようだ。

 実業団に入らなかった川内は駅伝に出ることはなく、マラソン一本で走ってきた。
 練習環境があるわけではないのであちこちの大会を練習場と心得て、ときに海外まで積極的に遠征してきた。
 タフな選手である。
 そしてその大きな節目がこのロンドン世界陸上であった。
 記憶はあいまいだがこのロンドン大会は彼の70回目のフルマラソンではなかっただろうか(71回目とのこと)。
 彼のこの有り様は若手に大きな刺激とともにプレッシャーを与えることになるだろう。
 走ることをやめるわけではないので、おそらく来年もゴールドコーストにやってくるだろう。
 

8/7(月) 17:26配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000082-dal-spo

川内優輝 驚異の精神力 
ラスト2・195キロは最速 金メダリストを10秒上回る



 「陸上・世界選手権」(6日、タワーブリッジ発着)
 男子マラソンが行われ、日本勢では終盤に執念の走りを見せた川内優輝(30)=埼玉県庁=が2時間12分19秒で9位に入った。

 看板激突、転倒、給水失敗と“川内劇場”を繰り広げながら、それでも最後は出場選手の中で群を抜く70回に及ぶマラソンの経験を生かし猛追。
 入賞までは3秒届かず、ゴール後は天を仰ぎ崩れ落ち、車いすで搬送されたが、完全燃焼の走りを見せた。

 数字で見ても、驚異的な追い込みだった。
 川内のラップは、35キロ~40キロが15分58秒で全体4位の数字。
 さらにラスト2・195キロは6分41秒をマークし、金メダリストのキルイ(6分51秒)らを上回り、最速タイムをマークした。

 レース後には涙も流した万感の“日の丸ラストラン”。まさに完全燃焼の走りだった。



日刊スポーツ [2017年8月7日9時53分 紙面から]
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1868356.html

川内有終9位「苦しかった」「悔しかった」涙の理由


●世界選手権の男子マラソン入賞者

<陸上:世界選手権>◇6日◇ロンドン◇男子マラソン

 注目のマラソンが実施され、男子は「最強の公務員ランナー」川内優輝(30=埼玉県庁)が魂の走りで日本勢トップの9位に食い込んだ。
 日本代表として走る最後として臨み、8位入賞まで3秒差の2時間12分19秒の力走。
 男女とも日本勢が入賞を逃すのは95年イエーテボリ大会以来22年ぶりとなった。

 川内のフルコースだった。
 序盤で看板に激突し、左太ももに傷を負い、その後に段差で転倒。
 20キロ過ぎに先頭集団から脱落し、26・5キロ付近では給水に失敗。
 ただ、ここからが神髄。
 沿道から「17位だぞ」と声が飛んだ。
 過去2大会出場した11年と13年の世界選手権は18位だった。
 「そんな順位はもう嫌」と闘志が復活した。
 歯を食いしばり、必死の形相で前を追う。
 ゴール前は顔を左右に振って、猛ダッシュ。
 入賞圏の8位と3秒差の9位に食い込んだ。

 最後まで走り切ると、額を地面につけて倒れ込んだ。 
 13秒後にゴールした中本に背中をたたかれ、ねぎらわれた。



 力を尽くした。
 車いすに乗って、ドーピング検査へ向かった。
 30分後、涙を流して現れた。
 「苦しかった。悔しさもあるが、ようやくやり切った」。
 日本代表として戦う最後の舞台。
 年末には自費で試走し、5月には沖縄で5000メートルを1日で10本走り、汗の成分を分析した。
 これまで大きく変えてこなかったスペシャルドリンクのレモンの割合を1・5倍にして万全を期した。
 「今後も、私はばんばんマラソンを走っていきます。
 日本代表は責任が重い。
 きつい」。
 やり切った表情で胸を張った。

 もし、入賞していれば…20年東京五輪の代表3人中2人を決める「グランドチャンピオン(GC)レース」の出場権を得ていた。
 今後、GCレースを目指すかと問われると「まだ分からないですね」と言った。
 東京五輪は33歳。以前から信条がある。
 「私が出ているようでは駄目でしょ?」。
 ここで第一線を退くのは、若手への奮起を促す痛烈なメッセージでもある。



8/8(火) 18:08配信 webスポルティーバ折山淑美
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170808-00010005-sportiva-spo

川内、中本、井上の3人は 
「何を考えて世界陸上マラソンを走ったか」

 気温18度ながら日差しが強いなか、ロンドンのタワーブリッジを午前10時54分にスタートした世界陸上の男子マラソン。
  日本勢3人は入賞以上を目標に掲げていたが、結果は惜しくも届かず。
 それでも、今大会を日本代表としての最後のマラソンにすると公言していた川内優輝(埼玉県庁)が、最後の最後まで諦めない走りを見せてくれた。
 最初の5kmは大集団で、15分57秒とスローな出だしになった。
 その後、前方で集団を引っ張っていたダニエル・メウッチ(イタリア)に加えて、アマヌエル・メセル(エリトリア)とカルム・ホーキンス(イギリス)も前に出てくると、10kmまでは15分36秒とペースが少し上がる。
 15kmまでは15分19秒、20kmまでは15分18秒とまずまずの流れになり、26人ほどの大集団ながらペースは徐々に上がっていた。

 そんななか、勝負どころがいきなりやってきた。
 中間地点の手前から、リオデジャネイロ五輪1万m3位のタミラト・トラ(エチオピア)と、今年のボストンマラソンを制しているジョフリー・キルイ(ケニア)が動きだし、そこに今年の東京マラソン2位のギデオン・キプケテル(ケニア)がつく。

 22kmを過ぎると、その3人のトップ争いが始まり、後ろから4人の集団が追いかけるという形ができ上がる。
 さらに25kmを過ぎてキプケテルが落ちると、キルイとトラの一騎打ちが早々に始まった。
 想定外ともいえる早い段階での展開に、乗り損ねた選手も多かった。

 日本勢はというと、序盤は大集団の中で後方に位置する中本健太郎(安川電機)をマークするように走っていた川内は、転倒するアクシデントもあり、中間地点では9秒だった先頭との差が、25km通過では1分04秒にまで開けられて20位という状況になった。

 「途中で遅れて自分の実力不足を露呈してしまったけれど、沿道から『17位』と声をかけられたので、17位や18位はもう嫌だと思って(世界選手権は11年17位、13年18位)。
 ひとつでも上がろうと思って前に見えていた選手を追いかけて抜いたら、また前が見えてという形でうまく拾っていけました。
 遅れてしまった時点で、入賞はきつくても10番は必ずあると思っていました。
 これまでの海外のレースで10何番に落ちながらも、6番とか7番になった経験は何回もしていたので。
 気温も上がってきていたので、粘れば絶対に前は落ちてくると思っていました」

 川内はこの大会へ向けて準備を怠らなかった。
 コースの下見も年末年始に自費で行ない、コースの注意点もしっかり頭の中に叩き込んでいた。
 また苦手な暑さ対策としても、給水をしてくれる陸連のスタッフに水はしっかり冷やすように頼み、首筋や腕など、かけ水をして体温の上昇を抑えた。
 スペシャルドリンクもいつもの量からもう一口余分に摂取するなど、必要だと思うことはすべてやったという。

 そんな効果もあって、30kmからのペースを15分55秒、15分58秒と15分台に持ち直すと、35kmで13位、40kmで10位と順位を上げた。
 ラスト2.195kmもトラを振り切って、全選手中トップの6分41秒で走り9位でゴールした。
 ゴールタイムの2時間12分19秒は、7位との差を12秒にまで詰めるものだった。

 「転ぶ前に看板に激突してよろける場面もありましたが、うまく転べたり、冷静だったりと過去の経験が生きていたと思います。
 それに終盤で前から落ちてきた選手が、一緒に走ったことがある選手ばかりだったので抜きやすかったし、最後には中本さんまで落ちてきたので……。
 もちろん、7位や8位が見えていたので悔しい部分はあります。
 メダルが目標と言って、9位というのは最低限の結果も残せなかったと思いますが、
 過去2回の世界選手権のひどい結果に比べれば、やっと自分の力を全部出し切れたなと思えた。
 その意味でもこの6年間は無駄じゃなかったなと思いました」

 20km過ぎで一気に遅れたとはいえ、8位とは3秒差。
 途中の転倒さえなかったら、入賞をしっかり果たせていた、まさに川内らしい走りだった。
 その川内は、前半で中本をマークして走っていた理由をこう話す。
 「中本さんの走りはすごく冷静で、周りのペース変化があっても離れていいところは離れたり、つかなければいけないところはしっかりついたりと的確に判断している。
 それを過去2回の世界選手権で感じて、今回は中本さんをマークしていこうと考えました。
 でも実力不足で最後までつけなかった。
 もし、中本さんにしっかりついて、そこからペースを切り換えられていたら、入賞は確実にできていたと思うので。
 そこは私の弱さかなと思います」

 川内は「中本さんには絶対的な信頼感を持っている」と笑顔を見せる。
 その中本について、指導する山頭直樹監督はこう話す。
 「12年ロンドン五輪、13年世界選手権と比べると、年齢的な問題もあって同じ練習はできず、多少間引きする感じだった」
 中本本人は、20kmを過ぎてからの急激なペースアップは想像していなかったと苦笑するが、そこを15分02秒でカバーして30kmまでも15分36秒で耐え、何とか12位を維持。
 最後は、2時間12分41秒で10位ゴール。
 彼もまた、川内と同じく惜しい結果だった。

 「20kmからのスパートに対応するのに少し足を使ってしまいましたね。
 10位まで上がった時は、前もだいぶ落ちているからいけるかなと思ったけど、自分も足にきていて。
 41kmを過ぎて川内くんに抜かれてから足が止まりましたが、そのへんも自分らしさだったかなと思います。
 入賞はしたかったので本当に悔しいけれど、自分の力を出し切ることはできたので『精一杯できたかな』と思っています」

 一方、世界大会初挑戦の井上大仁(MHPS)は、集団の前方について揺さぶりに対抗する攻めの走りを見せた。
 しかしそれは、川内が「僕も過去2回、ああいうレースをして失敗をした」というような走り方だった。
 結局20kmからの急激なペースアップに対応できず、30km以降は17分台中盤のラップにまで落ち、2時間16分54秒と厳しい結果に終わってしまった。
「今回は先頭集団と同じペースでいって、自分がどこまで通用するかを確かめるのが目的だったので、あの走りは当然。
 前半のペースが上がったり下がったりした時も、他の選手は『まだ勝負どころじゃないよ』という感じで平然と走っていたので、そこに関しては力の差を感じました。
 彼らと同じような走りは、まだ20kmまでしかできないのが現状だったので、これからもっと何度も挑戦し、何回も弾かれるとは思うけど、勝負をし続けたいと思います」
と巻き返しへの決意を述べた。

 世界で戦うために今後、日本に必要なものは何かという問いに、中本は
 「スピードにしても、経験にしても、タフなレースにしても……。
 けっこういろんなことが欠けていると思う」
と数多くの課題を挙げた。

 世界のマラソンが日々進化していくなかで、日本の選手たちはどんな手法を選択して挑戦していくのか。
 それぞれが自分に合った明確な方法論を見つけていくことが、今の日本勢が世界と戦うための第一歩になるだろう。



8/12(土) 14:31配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170812-00000527-san-spo

世界陸上マラソン日本勢惨敗 
精神論では勝てない 
賞金高額化「ニンジン」作戦が必要だ!


●世界陸上男子マラソンで川内(右)は9位。これで代表引退は惜しい(川口良介撮影)(写真:産経新聞)

【スポーツ異聞】

 「3年後の東京五輪では男女ともマラソンのメダルはなしだね?」。
 日本時間6日夜、TBS系列で放映されたロンドン世界陸上選手権の生中継を見ながら、そう思ったお茶の間のファンも多かったのではないか。
 午後7時前にスタートした男子。
 日本勢は早々と先頭集団から消えた。
 あれ、もう駄目かな、リオデジャネイロ五輪のような惨敗劇か-と思っていると、終盤に入って、中本健太郎(34、安川電機)が突然画面に現れ、落ちてきた選手を拾いながら、順位を上げていく。
 9位まで上がり、おー、あと1人で入賞か、と思っていると、後ろからあの「公務員ランナー」川内優輝(30、埼玉県庁)が、これまた突然、現れ、すごいスピードで中本を抜き去った。
 おー、川内が入賞か、と思ったが、レースはここまで。
 結局、川内9位、中本10位という結果に相成った。
 ちなみに、井上大仁(ひろと=24、MHPS)は24位だった。

 入賞まで、あと一歩じゃないか。
 もう少し頑張れば、入賞は狙えると喜んでいる場合ではない。
 先頭集団に食らいつき、粘って最後に突き放されての9、10位ならばまだしも、後ろからの脱落した選手を抜いて上がっている消極的(議論は分かれるところでしょうが、少なくとも筆者はそう思う)なレースに疑問を抱いたファンも多かったのではなかだろうか。

 女子は、清田真央(23、スズキ浜松AC)が16位、安藤友香(ゆか=23、スズキ浜松AC)が17位、重友梨佐(29、天満屋)が27位。単純に順位を比較すると、男子よりも悪かったが、それでも、清田は何度も遅れそうになりながら、35キロ付近まで、先頭集団に食らいついた。
 その敢闘精神はたたえられるが、レースマネジメントというか、戦略がなく、プロのレースとはいいがたかった。

 TBS系列では瀬古利彦氏(60)が解説していたが、コメントにも首をかしげざるを得なかった。
 日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーという仰々しい肩書を持ちながら、「入賞の壁は大きい」とまるで他人事。
 今大会を最後に日本代表から引退することを公言している川内について「もっともっとやってほしい。もったいない。やめる必要はない」と語ったが、これは、どの立場で言っているのか。
 リップサービスのつもりだろうが、もし、必要ならば、直接、川内と話し、説得すればいいのではないか。

 この瀬古氏は、今年6月、駅伝の強豪校、青山学院大との意見交換会でのパネルデスカッションで「駅伝をやってからマラソンというのは間違い。365日走れる選手をつくってほしい」と訴えた、という。
 いわば、「走れ」「走れ」の精神論。
 背景には、瀬古氏がものすごい練習量を積んだことで大会で優勝してきた、現役時代の成功体験にあるのだろう。

 だが、21世紀に入って久しい昨今、イマドキの若いランナーが、「我慢」「忍耐」だけでついてくるとは思えない。
 ならば、どうするか。スポンサーを募り、マラソンで勝ったり、メダルを獲得したりした日本人ランナーに高額な賞金を提供するニンジン作戦は有効だろう。
 「金でつるのか」と言わないでほしい。
 今や、ゴルフ、サッカー、野球とトップ選手は億単位の年俸を稼いでいるのだから。

 もう1つの案は、2年前のラグビー日本代表でエディー・ジョーンズ氏が行ったように、代表選手を半年なり、1年なりと言った長期間にわたって拘束し、徹底した合宿を行い、陸連の強化委員会主導で、指導し、強化することだろう。所属する実業団チームや大学チームに任せにせず、である。

 東京五輪まで、あと3年しかない。
 今のうち、抜本的に手を打たないと、手遅れになる。



8/9(水) 15:47配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000074-dal-spo

川内、代表引退の気持ちは変わらず「東京の夏は厳しい」 
マラソン日本代表が帰国

 ロンドンで開催中の陸上の世界選手権に出場したマラソンの男女日本代表選手6人らが9日、東京・羽田空港着の航空機で帰国。
  男子で日本勢最高の9位となった川内優輝(埼玉県庁)も公式スーツを着て到着出口に姿を現した。

 川内は今回の世界選手権を最後に今季限りで日本代表を引退する意向を示していたが、到着後の会見であらためて再度の代表入りや東京五輪への思いを問われると、
 「現時点では難しい。今回は涼しかったが、東京の夏は厳しい」
などと、代表引退の気持ちに変化がないことを示した。

 ロンドンでの自身のレース内容や結果については、
 「自分自身では戦略面などうまくいったが、やはり8位(入賞)と9位とは大きな違いがある。
 途中のペース変化についていければ7位か8位にはなれたと思う。
 やりきった気持ちとともにモヤモヤしたものも残った」
などと表現した。

 世界選手権でほかの日本勢は、
★.男子で中本健太郎(安川電機)が10位、井上大仁(MHPS)は26位。
★.女子は清田真央(スズキ浜松AC)の16位が最高で、安藤友香(スズキ浜松AC)は17位、重友梨佐(天満屋)は27位
だった。

 この日の川内は会見場で開口一番、
 「まずは現地やテレビの前の応援ありがとうございました。
 チームJapanとして23年ぶりの入賞がなかったことは申し訳ない気持ちです」
とも語っていた。



8/16(水) 6:00配信 スポニチアネックス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000048-spnannex-spo

川内、海外レース出て「SNSで発信したい」埼玉で報告会
世界陸上の男子マラソンで9位だった川内

 陸上世界選手権の男子マラソンで9位だった川内優輝(30=埼玉県庁)が15日、埼玉県久喜市内で報告会に出席した。
 同選手権は川内にとって代表ラストランで、19年世界選手権や20年東京五輪を目指す考えはない。
 9月にはオスロ、11月にはニース・カンヌとフルマラソンに出場予定。

 これからも積極的に海外レースを走り、その魅力をSNSを通じて発信するプランも浮上。
 「代表の時はSNSをやっている場合じゃなかったけど、これから始める可能性はある。
 ツイッターとかフェイスブックとか」
と不敵に笑っていた。




●川内優輝 世界陸上ロンドン大会 報告会
Published on Aug 15, 2017
2017年8月15日
埼玉県久喜市にて行われた、
川内優輝 世界陸上ロンドン大会報告会。



8/20(日) 11:00配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00000046-dal-spo

魂の代表ラストラン 川内優輝が日の丸に残したもの


●2012年東京マラソン惨敗後に突然丸刈りで会見する川内優輝

 「そういえば、“ごりん”で出直しって書いてましたよね?」
 ロンドンで行われた陸上世界選手権のマラソンのレース2日前。“日の丸ラストラン”を控えた川内優輝(30)=埼玉県庁=に、五輪出場を逃したロンドンで迎える集大成の心境を聞くと、そう笑いかけられた。

 12年2月の東京マラソン。
  川内は14位に終わり、ロンドン五輪出場の可能性が断たれた。
 レース翌朝、日本人トップで2位に入り、五輪が確実になった藤原新の取材中に、ある情報が飛び込んできた。
 「川内が丸刈りになったらしい」-。

 正直、“なんで?”と思った。
 前年の東京マラソンで日本人トップの3位になり、世界選手権代表入り。
 ほぼ無名だった市民ランナーは、一躍時の人となった。
 ただ、あくまでフルタイムで働きながら走る市民ランナー。
 そこまでしなくても…。

 同日に行われた川内の会見は、衝撃だった。
 青々とした頭となった公務員ランナーは、自身モットーの「現状打破」がプリントされたポスターをバックに、きっぱりと言った。
 「期待に応えられなかったし、誠意を示すためにやった。
 さらしものになった方がいい-。
 42・195キロ、そして“日の丸”に懸ける覚悟に戦慄を覚えた。
 新聞の見出しは「川内 五輪へ、五厘で出直し」だった。

 公務員という立場もあってだろうか。
 結果を出せなかった時は、実業団の選手以上に風当たりは強かった。
 『アホ公務員、2度と走るな!』-。
 そう書かれた手紙が職場に送られてくることもあった。
 「他の選手に言ってくれ」。
 そうボヤいたこともある。
 それでも市民ランナーの代表として、そして日の丸を狙う者、担う者としての責任と矜持を毎回全力の走りで示し続けてきた。

 五輪落選から5年の時を経て、代表ラストランを迎えたのは、あのロンドンの地。
 入賞にはあと3秒届かなかったが、看板激突に転倒、そして給水失敗と最後まで川内劇場を繰り広げながら、ラスト2・195キロは最速ラップを刻み、ゴール後は倒れ込んだ。
 レース後は
 「最低でも入賞って言ってきたんで、最低にも届いてない。
 許してくれない人もいるかもしれないけど、自分としては日本代表としてやれることはやれました。
 こんなに弱い自分ですけど、色んな人に応援してもらって、ここまでこれた」
と、涙。完全燃焼の走りだった。

 初めて日本代表になってから7年間。
 五輪こそ縁がなかったものの、3度の世界選手権出場に、アジア大会銅メダル。
 十分に胸を張って良い成績だ。
 「これからもどんどん世界のマラソンを走って行く。
 でも、やはり日本代表というのは責任が重い。
 自分でもここまでこれた。
 もっと実力があって、スピードのある選手なら入賞、メダルもいける。
 これからも日本のマラソンをよろしくお願いします」。

 今大会、日本勢が会見を開く施設には、選手がサインを書くスペースがあった。
 ほとんどの選手が枠内に自らのサインだけを書く中、一人だけ枠を大きくはみ出している選手がいた。
 「現状打破 川内優輝」。
 日本のマラソンの常識をぶちこわし、実業団ランナーに強烈な刺激と、市民ランナーに大いなる希望を与えた“最強市民ランナー”は、最後まで強烈なインパクトを残し日の丸に別れを告げた。


***  南の島の ***


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2017年8月6日日曜日

2017 マルチカルチャル・フェステイバル:

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 昨年同様にパークランドの野外ステージ前のグリーン広場で行われた。
 その前までは市役所の前庭で行われていた。
 そこは駐車場が少ないので車を止めるのに苦労したが、パークランドではその心配がない。


2017 マルチカルチャルフェステイバル 内海から会場をみる


 和太鼓が始まった。
 以前から比べると非常にうまくなっている。
 太鼓みたいなものはパワーのある若い人たち、特に男性が好むものなのだと思うがメンダーは年齢も上がり若者は少ないように見受けられる。
 男性はオーストラリアンに占められているようだ。
 日本の男子はこういうのを嫌うのであろうか。
 それともオージーの方が強い興味をもつのであろうか。
 去年は子供太鼓というのもあったが今年は見当たらない。


2017 マルチカルチャルフェステイバル  和太鼓(1)


2017 マルチカルチャルフェステイバル  和太鼓(2)  

 「よさこ」を撮ったつもりであるがカメラに収録されてなかった。
 失敗したらしい。
 このカメラ、ビデオの失敗が多いので注意しているのだが。

 
  メインは野外ステージで、そのほかテント張りのサブステージが2つである。
 いろいろな模擬店も出ている。
 メインステージで撮ったハワイアンとインドネシア楽器演奏を載せてみます。


2017 マルチカルチャルフェステイバル ガールズハワイアン
 小さな女の子のとまどいが面白い


2017 マルチカルチャルフェステイバル ハワイアン


2017 マルチカルチャルフェステイバル インドネシア楽器演奏

いつもは会場の案内とステージタイムテーブルの載っているプログラムが配られるのであるが、今回は各ステージ脇に貼られたものだけ。
 予算削減だろうか。



● 会場風景


● 会場鳥瞰




***  南の島の ***

【後日の事】
 マルチカルチャル・フェステイバルで撮った素人ハワイアンに著作権侵害のクレームが立ったようだ。



 ハワイアンに関しては3本とっている。
 その2本が
 「著作権保護されたコンテンツが含まれています」
ときた。


 残りの1本にはそのクレームはない。
 当然、前後のインドネシア楽器演奏や和太鼓にもない。
 これyoutubeが自動的にチェックするとは思えない。
 とすれば、誰かがクレームをつけたことになる。
 でも2本のうち1本は「視聴回数0回」なのだが。
 このクレーム映像を見てみる。



 右側に「動画に広告が表示されることがあります」とある。
 この部分を拡大してみる。



 いったいこれなんなんでしょうね??
 普通のイベントの様子を撮っただけなのですが。
 この出演のフラガールだって素人だし、何が「著作権保護されたコンテンツ」なんでしょうか。
 さっぱりきっぱりわからない!


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2017年8月5日土曜日

クジラとサメ、そしてサーファー 食物連鎖?:【オーストラリアが突如、自国ファーストに! 】

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 オーストラリアに住んでいろいろ利益を得ているので苦情は言うが文句はいいたくない。
 だが一つだけ腹が立つことがある。
 捕鯨だ。
 勝手な理屈で他国を非難するな。
 それもユニバーサルな論理の立ったものではなく、キリスト教からのハクリ理論でしかない。
 つまりクジラは人間と同じ哺乳類だからいけない、というだけのものでしかない。
 宗教理論だからいくら言っても他人には理解できない。
 そのうちバカバカしいから黙ってしま。
 これを見るとオーストラリア人はバカとしかいいようがないと思ってしまう
 クジラの個体数が減少しているという正確な裏付けはどこにもない。
 誰がどうやって計ったのだろうか。
 おなじように、この動画のクジラが増え、そのクジラが小魚を採り過ぎたためにサメのエサがなくなり、沿岸に来て人間を捕食するようになった、というのも根拠がない。
 まあ、それを調べてみようということだが、クジラやサメの個体数をどうやって調べるというのだろう。
 現れる回数とか時期とか、何か数値的に比較するものを測定するのだろうが、だからといってそれが正確かどうかの判断はできない。
 つまり「こんなもんだろう」ということでしかない。

 ちなみにいうと息子は週末にはサーフィンに行っている。
 そのうちサメに襲われるかも。
 そしたら、「クジラを捕らえないからだ」と訴えることができるのであろうか。



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Record china配信日時:2017年9月6日(水) 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/b189621-s0-c30.html

日本の捕鯨船が軍事技術配備、反捕鯨団体がなすすべなしに―中国メディア

 2017年9月4日、人民網は、日本の捕鯨船が軍事技術を配備したことで、捕鯨活動に対抗してきた環境保護団体シー・シェパードが追跡活動を諦めたと報じた。

 記事は「日本は国際的な抗議を顧みず、科学研究の名目で捕鯨を続けてきた。
 2014年にはハーグ国際司法裁判所が日本政府に対して南極における科学研究名義の捕鯨を認めない裁定を下したにもかかわらず、日本政府はこの裁定を守らずに捕鯨を続けている」と指摘。
 一方で、「日本の捕鯨船は環境保護組織シー・シェパードによる抵抗を受けてきた。
 創設者のポール・ワトソン氏によれば、2015年以降で同組織は1400頭のクジラの命を救ったという」と紹介した。

 その上で、ワトソン氏が
 「16、17年のシーズン、捕鯨船隊は日本の軍事偵察技術を配備し、衛星を通じてわれわれの船の動きを把握するようになり、簡単に追跡を回避できるようになった。彼らの軍事技術を前に、われわれにはなすすべがない」
 「日本は反テロ法をわれわれに適用させようとしており、捕鯨船保護のために海軍の動員もありうる」
などと語ったことを伝えている。

 シー・シェパードは
 「限定的な成果しか見込めない状況の中、資源の浪費を避けるために、今年はもう南極に追跡船を派遣しない」
と表明しているという。




●海外の反応 衝撃!!あのシーシェパードが日本に敗北宣言!!「日本の技術力には負けた」外国人もびっくり仰天の発表に世界中が大騒ぎ!!ワトソン驚愕の理由だった!!
2017/08/29 に公開



未来世紀ジパング  20170724


【みんなの人気者オーストラリアが突如、自国ファーストに!】
http://www.miomio.tv/watch/cc334680/

 ワンネーションには彼らの主張がある。
 同じようにシーシェパードにも彼らの主張がある。
 中国や韓国にもほとんど世界には受け入れられていないが「反日」という主張がある。
 日本人にはシーシェパードはワンネーションのように映る。
 日本人には中国や韓国はシーシェパードのように映る。
 そんなもんでしょう。
 オーストラリア人が知性にあふれた人種だと思うのは憧れ過ぎにすぎない。




***  南の島の ***


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