だいたい昼間はパソコンでネット回遊をしているか、図書館の日本語図書コーナーから借りてきた本を読んでいる。
ここの図書館は日本語書籍が充実している。
以前はクイーンズランド中の図書館を回っているのではないかと思うほどのわずかな本しかなかった。
というのは、外国語本を管理していたのがクイーンズランドの図書館に関する機関だったからである。
ならばというので、百冊に近い本を図書館に寄付したことがある。
単行本と文庫本が半々ぐらいであった。
しかしその後、GCでは独自に日本語本を購入するようになったので、その本が開架されることにはならなかった。
もしかしたら、クイーンズランド州の田舎のフォーリンランゲージのコーナーでそれが埃を被っているかもしれない。
まあ、いまのように情報が氾濫している社会では文字の本など不要ということになっているだろうと思われるが。
引っ越してきた頃は日本からビデオを送ってもらっていたので2週間遅れくらいのニュースやアニメ・ドラマであった。
阪神大震災があってこれではニュースが遅すぎるとソニーの海外短波の入るラジオを送ってもらって午後4時に放送される日本語ニュースを聞くようになった。
その後、SBSで早朝の5時半だったか前日夜のNHKの「ニュース7」を放送するようになって、これをビデオに撮って半日遅れだが日本語映像のニュースが見られるようになった。
いまではインターネットでほぼ欲しいものはすべてリアルタイムもどきで視聴できるようになっている。
二十余年の流れは実に恐ろしいものである。
ところで日本はクレーマー社会で、学校の先生はクレーマー父母に頭を悩ませているという。
モンスターペアレントと言うらしい。
こういうニュースを読むとまずクレームをつける前に子どもの教育くらい自分たちでマトモにやれ、といいたくなる。
学校が悪い、社会が悪い、政治が悪いという前に、自分が一番悪いのだということを自覚しろ、と言いたくなる。
格差どうのこうのと言う前に、自分の責任を問えと言いたくなるのだ。
単なるネタミ・ヒガミだろう、と思ってしまうこの頃である。
まあそんなことを言ってもしかたがない。
世の中がそうなのだから。
ドラマ「過保護のカホコ」が非常にウケているのが日本の今の世相なのかも。
大人の子どもへの教育が曲がり角にさしかかっているのが昨今のようである。
子どもの有り様はすべて大人の有り様の問題なのである、といっても過言ではない。
大人の反省がないかぎり子どもの教育をどうこう言うべきではないと思ってしまうのである。
『
Record china配信日時:2017年8月19日(土) 11時30分
http://www.recordchina.co.jp/b187802-s0-c30.html
「韓国は子どもに残忍な社会」
海外移住した韓国人ママの一言に、韓国ネットから反論続出
「あなたのような人のせいで韓国人が非難される」
2017年8月16日、オーストラリア・メルボルンに移住した韓国人女性が、
「韓国は子どもに残忍な社会」と韓国の子育て事情を振り返った。
韓国・オーマイニュースが伝えた。
息子が3歳の頃、女性は家族で高速鉄道KTXに乗った。
息子は父親の膝に乗り楽しげに笑っていたが、それを見た50代と思われる男性客が顔をしかめて「少しは静かにさせてくれ。騒ぎ過ぎだ」と怒り出したそうだ。
しかし男性は、すぐ前の席の女性が携帯で長電話をするのには何も言わなかった。
また息子を連れ百貨店に行った時のこと。
ごみ箱のふたがキラキラ光りクルっと回る様子に興味を持った息子がごみ箱をのぞくのを見守っていたところ、清掃員の女性が「子どもがごみ箱を触っているのに母親は何をしているのか」と大げさに突っ掛かってきた。
他にも、
「子どもが階段をはっていたら危ない」
「自転車の上でフラフラしていたら転ぶ」
など、外に出れば周囲からの干渉が絶えない。
「母親というものは恐ろしい職業だ」
と感じた女性は、常に小言のない場所を求めて歩くようになったという。
一方、移住先のメルボルンでは、列車内にもファミリー客が多く、子どもがワイワイ騒ぎ、駄々をこねる赤ちゃんもいたが、誰も「子どもたちを静かにさせて」と小言を言う人はいない。
女性は海外に出てようやく、「韓国は子どもたちに残忍な社会だったんだな」と感じたそうだ。
やはりメルボルンに来て3年になるという別の韓国人ママは、
「韓国の習慣が身に付いている自分にイライラする」ことがあるそうだ。
「韓国では子どもが息をするだけでも周りの顔色をうかがわなければならないから、
とにかく一番先に子どもを何とかしようと」してしまうのだ。
2人の息子を持つこの女性は、今日も
「自分の口癖になった小言のせいで、息子が周りの顔色をうかがっている」
と嘆いている。
しかしこうした韓国人ママの吐露に同調するネットユーザーは少ない。
コメント欄には、
「まるで韓国だけが子どもに厳しいみたい。
顔色をうかがうというより、公共の場で周りに配慮して静かにさせることを教えることが正しい教育」
「フランスに行ってみたら?
子どもたちはみんな公衆道徳教育を徹底して受けているよ」
など反論が続出している。
また海外在住というユーザーからも
「韓国で育ってから移民してきた子どもはなってない。
あなたのような人のせいで韓国人が非難される」
「欧米では1歳を過ぎると公共の場での礼儀や食事のマナーなどを厳しく教えるよ」
と異議を唱える声が相次いでいる。
さらに韓国社会について
「『子どもに残忍な社会』ではなく、『親が子どもを教育しない社会』でしょ」
と指摘するユーザーも見られた。
』
『
サーチナニュース 2017-08-19 15:12
http://news.searchina.net/id/1642249?page=1
日本の子どもの「微笑ましい光景」を見て、
中国の将来に危機感を抱いた理由=中国報道
長く続いた一人っ子政策の影響か、中国の子どもたちの多くは甘やかされて育ったと言われている。
両親と双方の祖父母という6人の愛情を一身に受けて育った子はわがままに育ち、
男の子は「小皇帝」、女の子は「小皇后」または「小公主」
と揶揄される。
子が望むものはすべてを与えるなど、親による過保護が一般化し、その結果として中国では
自主性の欠ける子、
自己中心的でわがままな子、
思いやりのない子
が増えてしまったと言われている。
中国メディアの今日頭条は12日、子どもの自主性を尊重する日本の教育を称賛する記事を掲載し、中国と日本の子どもに対する教育の違いについて考察している。
記事が紹介しているのは、日本の子どもが売店で清涼飲料のラムネを購入する際のエピソードだ。
日本を訪れた中国人の手記として、「日本人の父親は子どもがラムネを購入する様子を見守っていた」と紹介。
中国人にとってはこの光景が「好奇心をそそられる光景」だったという。
なぜなら、中国であれば大人が子どもにラムネを買い与えるのが一般的で、子ども自らが購入するというのは少ないからだ。
記事は、子どもの力でガラス玉を押してラムネを開栓するのは困難であるため、店員と父親が「手助け」している微笑ましい様子を伝えている。
この光景について「父親と店員の間に暗黙の了解が成立していて、ラムネを開けて飲むための動作を子ども自身に体験させていた」とし、
日本では子どものために大人が何でもしてあげるということはないとし、それゆえに「子どもの自立心が養われている」と紹介した。
逆に中国では、
「時に病的とも思えるほど、子どもは過保護に育てられていて、
学校と保護者の関係もサービスを提供する側と消費者のような関係になっている」
と指摘。
子どもたちはいわば
「無菌室の中で育てられたパンダのようで、子どもたちは体験や訓練、そして挫折といった成長に必要な機会がすべて奪われている」
と論じた。
記事は、日本の子どもが自分でラムネを買い、手助けがあると言えども自分の力でラムネを開けて飲もうとしていた光景から、
「日本の教育理念を深く理解すると同時に、中国の子どもたちの状況が可哀想に思え、中国社会の将来の対する不安も感じてしまった」
と伝えている。
子どもを大事に育てることは大切だが、それは決して過保護にすべきだということではない。
困難や挫折を含め、子どもは体験を通じて成長するものだ。貴重な体験を奪われてしまっている中国の子どもたちは確かに可哀想だと言える。
』